みなさん、こんにちは。福岡支店の渡邊美恵です。
前回の支店ダイアリーに続いて、今回は「第16回九州森林フォーラム」報告~その2~を
お届けします。
10/29(土)門司生涯学習センターにて、いよいよ本題の「どうする木材業界? 今、九州の家づくりは
どこへ向かうのか?」をテーマに、基調講演、事例報告、パネルディスカッションが行われました。

①フォーラム会場の様子です。沢山の方にご来場頂きました!

②最初の基調講演は、鹿児島大学農学部遠藤教授。
「森林政策学」を専門とされ、東北と九州の林業を比較・分析され、林業全体を俯瞰、そして川下からも
見る遠藤先生のお話は、とても興味深く、日本の二大杉産地である東北と九州の現状と今後への提言を
とても分りやすく話されていました。

九州の杉材、丸太材の流通・コストの仕組みが日本全体の安定的国産材利用の鍵になる・・、また九州と
東北の林山地が競合するのではなく、役割分担し助け合う事で、木材の世界市場の動向に、日本の林業
として対応する必要がある。
地域それぞれの役割と今後を考える指針となる貴重なお話でした。

③続いての基調講演は、新建新聞社新建ハウジング取締編集局長の三浦さん。
三浦さんのお話も、世の中の価値観の大きな変化が顕在化した震災後の今、その背景と根拠を、市場動向に
照らし合わせて解りやすく話をされました。
様々な変化に林業として、製材として、工務店やビルダーとしてどう対応していく必要があるのか、
社会に必要な「本当の豊かさ」を創っていく為に、今 何か必要なのか・・、
そこに「木の家」の可能性、大切な役割があると・・。
世の中の動きと自分達の関わる林業・製材・木の家づくりの関係をはっきりと見せて頂き、参加された方々の
今後にも大きな変化をもたらす様なお話だったのではないでしょうか?
私自信、震災後色々な事を感じながら、今やるべきこと、目指す先を考えてきましたが、三浦さんのお話を伺い、
さらに明確になりました。

④事例報告は、当社代表取締役社長の安成信次。
当社の環境共生住宅のはじまり、山との繋がり、LCCM住宅への取組み等の話をされました。

⑤数社から取材を受けました。
この写真は、J-com北九州のインタビューを受ける
NPO法人九州森林ネットワーク代表の北里理事長。

⑥お昼からは、パネルディスカッションです。
午前中の講師に、トライ・ウッドの木川さん、建築工房自然木の村田さん、吉弘製材所の吉弘さんが加わり、
矢房副理事長(諸塚村産直住宅推進室事務局長)が、コーディネーターとして議論を繰り広げます。
テーマが深いだけに、話を結論に結び付けるのが、もちろん難しいのですが、それぞれの立場の方の発言からも、
それぞれの『今』が見えてきます。
それぞれの『今』を同じ場所で共有する事が、それこそが九州森林フォーラムの大きな意義だと感じました。
今回は、フォーラム運営側スタッフとしての参加する中、NPO法人としての活動の難しさを感じる時もありましたが、
NPOだから出来る事、ネットワークだから出来る事を改めて認識できた意味あるフォーラムとなりました。
フォーラム2日目の参加者は、62名。トータルでは、73名の方にご参加頂きました。
参加頂いた皆様ありがとうございました!そしてご協力頂いた皆様も有難うございました。
次回の第17回は、来年の5月、「~震災を越えて第2段~エネルギー問題を考える」を鹿児島にて開催致します。
皆様の参加をお待ちしております。
*写真はすべて、
NPO法人九州森林ネットワーク理事 森順子さん(ふくおか森づくりネットワーク)撮影です!