社長ブログ

2011年2月9日|カテゴリー「社長ブログ
九州新幹線
朝、安成工務店福岡支店へ行くために新下関駅に行くと、新幹線ホームに見慣れない新幹線が止まっていました。
3月12日開業の九州新幹線の新車両のテストランでしょうか?800系の真新しい車両は、JR九州らしく、デザインにとても気を使った車両になっていました。
JRが分割されてJR九州になって以降、JR九州の車両デザインは一貫したポリシーのもとに行われているのが鉄道ファンではない私にも良くわかります。
赤いJRバスに始まり、長崎本線を走る特急の車両、日豊本線を別府・湯布院へ走る特急湯布院号など、旅を楽しくする「デザイン」の力を楽しむことができます。
今回の九州新幹線は、車体を走る赤い線や内部のインテリアなど、他の新幹線とは一味ちがう九州新幹線になっています。
3月12日の開通は博多→鹿児島間を1時間19分で結び、地域経済が活性化する大きなきっかけを与えそうです。博多の拠点性はさらにアップし、この地域としての人口集積は更に進むと思われます。
2011年1月23日|カテゴリー「社長ブログ
ヨーロッパ
ヨーロッパに来ていつも思うのは、街づくりの文化度の高さです。第2次世界大戦で破壊された街も、従来のとおりに復元する民族性の高さは素晴らしいものがあります。長い長い歴史を経て守り育まれた都市景観。美しいはずです。
日本でも、京都や倉敷などに古来の町並みが美しく残る様を見ることが出来ますが、大半の街はありふれたちんどん屋のような街となってしまいました。道行く人も、ヨーロッパではほとんど同じような色合いの服装です。個性を殺した色合いやデザインの中に本当の個性が息づくと言ったら言い過ぎでしょうか?髪の色や目の色がが違うからでしょうか?
日本はどうかというと、人とは違う色とデザインでないと個性的でないと思うのか?とてもカラフルです。そのくせ、中身は個性的でも魅力的でもない・・・。街の色、人の色、いろいろなものを考えさせてくれるのが海外ですね。
今、安成工務店が取り組んでいる「木の家」づくり。未来の家づくりは、省エネは機器で行い、合理的なプラスチックハウスのような住宅になるのかもしれないと言う不安が頭をよぎると同時に、「いやいや、人の住まいにおける健康や快適や安全の概念は時間が経過しても変わらず、今の家づくりがそのまままっすぐ未来に通じているんだ・・・。」と確信をするのです。
50年後には日本の街なみがもっと美しく整然としてほしい。安成工務店が今作っている家、一軒一軒の積み重ねで。
2011年1月22日|カテゴリー「社長ブログ
ペレット製造
安岡エコタウンでは木質バイオマス(ペレット)を燃料とした地域集注冷暖房を行っています。これまでは山口県のバイオマスプロジェクトの一環で岩国の山口県森林組合連合会で製造していたペレットを使用していたのですが、今後の地域循環を考えてエコビルドの構造材加工の残材で製造できないかを現在 検討しているところです。
そーれきくがわの廃棄量と安成工務店の住宅現場での残木材を計算すると、安岡エコタウンで使用する量は十分足りて、さらにお客様のペレットストーブの燃料もまかなえる計算となります。
こうなると、地域循環・自然主義・省CO2・マイルコスト削減・一挙両得で天の理にかなうわけで、俄然、安成工務店のフロンティア精神に火がつくこととなるわけです。
今回の訪欧の目的の3番目はペレット製造プラントの交渉も入っており、その成果は上々。かなりハードで疲れた出張でしたが、皆で成果上々の祝杯をオーストリア ウィーンの日本食レストラン「天満屋」であげました。天満屋さんは岡山のデパート天満屋さんの直営店舗だそうです。
さあ、長かった訪欧出張も 昨日一足先にデコス藤田が帰国し、明日には私と福田・小川が帰ることとなります。
西田は、そのままヘルシンキに飛びデコス岡川工場長と待ち合わせ、M社で工場のプラント設備の打ち合わせ。デコスの断熱材製造プラントはmade in フィンランドなのです。
環境に一歩先行く安成工務店グループはその環境理念のお手本の一部を環境先進国ヨーロッパにおいているとも言えます。
こうやってみると、安成工務店も国際的になったもんですね。
2011年1月20日|カテゴリー「社長ブログ
次世代・デコスドライ工法
㈱デコスは新聞紙をリサイクルしたセルロースファイバー断熱材(デコスファイバー)を製造し、デコスの持つ施工代理店網を通じて、デコスドライ工法を全国の工務店へ提供している断熱材メーカーです。
デコスでは、高性能断熱サッシと組み合わせると熱損失係数Q値で1.5までは対応することができます。現在の最高等級では日本で平均的な4地域で2.4以下が求められており、近々発表になる次の基準でも2.0以下が求められることが予測されるため、十分戦える工法ですが、ドイツなみの基準を要求されることも将来考えられるので、デコスではさらに上をいく断熱工法開発をおこなっているところです。
デコスとコラボレーション出来そうな自然素材系の断熱材を以前から見つけており、今回はついに業務提携を検討する段階までこぎつけました。
日本にもってくるにはまだまだハードルがありますが、次世代デコスの開発は着々と進行中です。
2011年1月18日|カテゴリー「社長ブログ
BAU2011
2年に一回、1月に開催されるBAU2011に来ています。
「BAU2011」は環境先進国ドイツの建材展で、ありとあらゆる建材やそのシステムを展示しておりヨーロッパのみならず世界から建設関係者があつまる見本市です。
会場の広さは、東京のビックサイトの5倍以上はあり、とても全部は見て回ることは出来ません。安成工務店デコスに関係のある展示棟のみ1日半かけて見て回りました。足が棒のようになってしまいましたが、新商品開発のヒントや、直接採用したい建材まで収穫は大きいものがありました。
やはり環境先進国。日本でゼロエネルギー住宅を目指す我々にとってとても参考になりました。
今回の安成、福田、西田、藤田、小川の5名の参加は、デコス4名、安成工務店1名といった感じです。
一昨年は雪で零下の展示会でしたが、今年は月曜日は9℃も気温があり、日本より温かいドイツでした。
2011年1月12日|カテゴリー「社長ブログ
協力業者向け事業計画発表会
1月11日午後5時から、60周年を機に初めての企画として協力業者様向けの事業計画発表会を開催した。約1時間半の計画発表の後、場所を移して新年会である。
これまで、年当初のグループ会社社員向けの事業計画発表会は例年開催してきたが、協力業者様にも安成工務店の事業の方向性について全体像を知って頂いた方が良いと考え開催した。
まず私が安成工務店の全体計画について説明し福田常務取締役住宅事業部長が住宅事業について、静間建築部長が建築事業について、次に田中専務が商業開発事業。そして森取締役がグループ会社のオークス建設アスティ・ケア。再度、私がデコスハウスドクター山口と、エコビルド
ご理解していただきたかったのは、安成工務店がきわめて計画的に事業を進めており、それも他社と比較しても、きわめて明確且つ戦略的なレベルで社会のニーズに合っていること。さらに、これから目指そうとする、「新・建設業」の意味合い。である。
協力業者向け事業計画発表会
グループ6社の関係性や事業内容を知っていただく機会はこれまであまりなく、特にグループ社員合計234名の内、3割が在籍し4割の売り上げを上げている福岡市内での事業展開は興味深かったようである。
それらを御理解して頂いたうえで、それぞれのグループ会社に対し、協力体制をより強固にし、情報共有をお願いしました。
終わったのちの感想は良好で、「安成工務店の全体像や今後の方向性が見えて良かった。」とか、「安成さんが求めている情報の範囲が良くわかった。」、「明確な事業計画を聞いて安心且つ感動した。」とか・・・。
現在考えていることをダイレクトに話し、協力体制を呼びかけたことの意義は大きかったと思う。すべては、我々が事業を通してお客様にご愛顧を頂けるか?どうか?である。60周年を機に、「時代に、そしてお客様に残して頂ける会社」の意義を再認識して進む決意を新たにした。
162社の出席頂いた取引先企業の皆さまありがとうございました。
2011年1月10日|カテゴリー「社長ブログ
ホームページ改訂プロジェクト
安成工務店の「総合」「建築」「住宅」の各分野のホームページを60周年を機に全面的にリニューアルし、アップすることができました。1/8から徐々に新ページに切り替わっており、遅くとも今日には全国どこでも新ページを開くことができるようです。
昨年の7月からスタートした「ホームページ改訂プロジェクト」も、時間があったはずなのに、こっちの原稿出しやチェック遅れのせいで、制作会社さんにはご迷惑をかけてしまった。「住まいのコミュニティサイト」や完成写真の表示方法などにもう少し手直しをしていただくことになっているので、完全完成は1月末になると思われるが、これまでの丁寧かつ敏速な処置や、新たな提案などの対応力に感謝している。
以前のホームページはまず「住宅」のために作り、そののち「建築」やその他のページを追加したために、階層が深く複雑で解りにくいホームページになってしまっていたと思う。
今度のホームページは「解りやすい」ことを主題に構成を考えたつもりである。新しいホームページをご覧の方で、お気づきの点や改善した方が良い点などがありましたら、住まいのコミュニティかお問い合わせにメールでお知らせ頂くと助かります。皆さんの声で更に良いものにしていきたいと思っています。
また、昨年1年間、社長ブログが社長コラム変わったとたん、ペン(キーボード)が止まってしまいましたが、これから少しずつ私の近況や家づくりへの思いなどを書いていきます。
読んでくださいね。
2011年1月9日|カテゴリー「社長ブログ
チルチンびと
創業記念日の1月10日ごろから、山口県と福岡県の書店さんを対象に、「チルチンびと 別冊 進化する木の家に住む」が発売されます。
この別冊は、これまで約10年間 雑誌チルチンびと に掲載された記事を集め再編集したものに加え、新たな対談や取材を記事にして頂き、発刊することとなりました。巻末には建築事業や商業開発事業など、従来あまりPRしてこなかった分野の紹介も掲載させていただきました。
昭和26年の大工工務店としての創業から60年が経過する過程で、約20年前からOMソーラー住宅に取り組み、さらには林産地と連携した「木の家」が安成の家づくりのコアコンピタンスとなりました。一方で、豊富な土地活用の実績とノウハウを蓄積することができ、建築・商業開発の分野でも他社と差別化できるレベルの建設会社になったと言えます。この別冊は安成工務店の家づくりの現時点での「総集編」です。
ご購読頂くと幸せます。
2011年1月8日|カテゴリー「社長ブログ
安成工務店グループ 事業計画発表会
毎年恒例の、安成工務店グループ6社合同の事業計画発表会が開催された。
場所は、今年も下関市のコンベンションセンター、「海峡メッセ」国際会議場。㈱安成工務店111名、㈱オークス建設19名、㈱デコス25名、㈱ハウスドクター山口21名、㈱エコビルド25名、㈱アスティ・ケア22名、総勢223名である。アスティ・ケアは介護事業会社なので幹部2名の出席だ。
例年は1月10日の創業記念日に行うこの社内行事。今年は10日が祭日と言うこともあり、少し早目の今日となった。グループ会社6社すべて、決算は12月。つまり、年の初めの1月1日が会社の期首でもあり、身も心も新年を迎え新しい気持ちで、新事業年度をスタートさせるわけである。良く決算対策などでグループ会社の決算月を意図的にずらす会社が多い中、この同時決算。実は大変気に入っているわけです。グループ社員みんな、スタートとゴールが一緒。目標を今日の事業計画発表会で部門ごとに自ら発表し、他の部署に宣言するという貴重な社内行事です。1時半から6時までの合同会議を終えると、会場を変えて大新年会。
さあ、今年は60周年を迎える節目の年。グループ社員一同、お客様の「より幸せな暮らしのために」頑張ります。どうぞ、よろしくお願いします。
2011年1月5日|カテゴリー「社長ブログ
亀山八幡宮
下関の氏神さま「亀山八幡宮」が恒例の3社詣での、3社めの神社です。
今年は、所属する下関ロータリークラブの新年祈願祭が1月5日に執り行われました。宮司さんもクラブのメンバーである事も幸いし(?)、いつも念いりの祈願祭です。
亀山八幡宮さんは明治期以降に関門海峡沿いが埋め立てされるまでは、関門海峡にせり出した海の守り神だったそうです。以来、関の氏神「亀山さま」として広く愛されてきました。
今日は、新年祈願祭のあと、恒例の新年会です。昨年1年間、欠席が多かったので今年は出来るだけ出席しなければ・・・。新たな気持ちで頑張ります。
2011年1月3日|カテゴリー「社長ブログ
新聞1面広告
60周年を記念して、地元新聞に1面広告を掲載した。1/3と1/8の読売新聞、そして1/10の山口新聞である。
紙面のほとんどは、尊敬する食育活動家 吉田俊道さんとの対談の記事となっています。佐世保に住む吉田俊道さんは「NPO法人 大地といのちの会」の代表者。5年前に山口県環境部のシンポジウムの基調講演で初めてお話を聞いたとき、「この方の話はホンモノだ!」と、とても感動したことを今でも鮮烈に覚えています。以来、自社セミナーの講師をお願いしたり、エコ畑のご指導を頂いたり、佐世保を訪問したりのお付き合いをさせていただいています。
吉田さんのお話は、私たちの家づくりと通じるところが多く、大変ためになります。時代は高度成長期の反省期にあり、これまで当たり前だったことの中にある誤りを正していこう。とされる姿とそのエネルギーは素晴らしいものがあります。
私たちも、かくあるべきと思う家づくりに執念を燃やしていきたいと思います。まずは、対談をお読みください。
2011年1月1日|カテゴリー「社長ブログ
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あけましておめでとうございます。2011年 今年は良い年になりますようお祈り申し上げます。
昨年ほぼ一年間お休みしていた社長ブログを、1月8日予定のホームページの全面リニューアルを機に再開することにしました。ブログスタートは元旦からです。どうぞよろしくお願いします。
 我が家の新年は毎年元旦に、市内の2社での初もうでから始まります。まず、一番自宅に近い長門一の宮住吉神社。昨年本殿屋根の桧皮葺改修を終え、新装なった5層の千鳥破風が特徴ある神社です。
中山神社
神功皇后が新羅へ外征の折、交戦することなく戦勝したことからこのちに祠を建てて住吉大神の荒魂をお祭りしたことが起こりだそうです。現在の神社は1370年に大内氏が再建したもので、その後何度も修理されたものの創建当時の面影を残す、室町初期の寺社建築としては貴重な存在で国宝に指定されています。明治の時代の宮司さんは私と同名の「安成さん」をおっしゃる宮司さんだそうです。遠い縁戚かもしれません。
2社目は、会社の一番近くにある中山神社さま。幕末に尊王攘夷の立場で活動し、忠光卿を主導として倒幕の挙兵を奈良で起こすものの、朝議が一変し孝明天皇の大和行幸は取りやめになり、三条実美以下七卿は長州へおちのびました。中山忠光卿が暗殺される直前まで匿われた常光庵が、私の実家の近くにある親戚の離れの庵だった。ということを小さいころから聞いて育ったこともあり、下関市に本社を移した昭和59年以降、安全祈願祭など何かにつけて中山神社さまにお世話になっています。
さあ、今年は創業60年の節目の年。多くのお客様に感謝しつつ、さあ!1年間のスタートです。
2010年1月25日|カテゴリー「社長ブログ
オークス建設
関連会社、オークス建設が、本社を安成工務店福岡支店1階に移転した。総勢18名、平成21年の売上高で約29.5億円の会社である。
 安成工務店福岡支店の1階が空いていたこともあるが、より総合的に管理部門を統合し、ローコスト経営を進めるためでもある。
オークス建設
 現在、グループ会社6社の経理は下関本社に集約している。オリジナルで組んだ工事原価管理ソフトで原価管理を行っている。この原型は25年前にさかのぼる。
それまで支払い主義で、工事が完了して2ヶ月後にしか出来なかった工事台帳を、オフコン導入と共に、納品書入力を試みて毎日の動きを工事原価管理表として管理しようとした。
結果、日々入力は無理と解り、原価管理は月次となった。
 その後オフコンからパソコンに変わり、現在の総務経理のメンバーの下、進化を続け、極めて合理的な建設業経理システムが出来たと自負している。
 「お客様のために・・・。」仕事の出来映えだけでなく、永く建物をお守りしていくための仕掛けは細部に及んでいきます。
2010年1月17日|カテゴリー「社長ブログ
藤寿会 人工透析棟新築工事 起工式
 藤寿会人工透析棟新築工事の起工式が、藤寿会伊藤理事長、副理事長を始め、理事各位のご参加のもと、厳かに開催された。
 下の写真の起工テントの後ろの右側が新井医院本館その隣が新館である。昭和48年に弊社が豊北町から下関に進出したおり、日本電建の一括下請けとして本館施工を担当させて頂き、昭和52年の新館建設の折には、弊社が直接受注を頂いた。その後、新井先生の200坪近いご自宅の受注を頂いた時には28歳の私が現場監督として担当させて頂いた。
とても思いで深い病院である。
新井医院
先生も72歳になられ、藤寿会伊藤内科医院へ事業継承をされることになり、今回の新規投資となったものである。
度重なるリピートオーダーと、藤寿会さまの新しいお取引に心より感謝し、立派な建物を無事故でお引渡しすることをお約束し、玉串奉奠をさせて頂きました。
2010年1月12日|カテゴリー「社長ブログ
「関の花」薔薇植付セレモニー
下関・木の家づくり展示館では「ハーブ&ガーデンライフ研究所」の主催で「薔薇セミナー」を継続開催してます。
場所は木の家づくり展示館の周辺ガーデン。
お陰で100株ちかい薔薇の苗ももすくすく成長し、さながら薔薇屋敷のようになりつつあります。
「関の花」薔薇植付セレモニー
 今日は「関の花振興協議会薔薇専門部会」の植付支援で、薔薇の苗の植付セレモニーが開催されました。
 薔薇教室の生徒さんや関の花振興協議会薔薇専門部会の皆さんで薄曇の中、植付作業が行われました。
今年の春の薔薇開花が待ちどおしいですね。