社長ブログ

2007年7月26日|カテゴリー「社長ブログ
第1回 地域エネルギー講座」
中国経済産業局と(独)新エネルギー・総合技術開発機構九州支部(NEDO)が主催した「第1回地域エネルギー講座」が山口で開催された。
NEDOの取組みの後、岐阜県立森林文化アカデミー学長の熊崎實先生の基調講演があった。ドイツを始め北欧・東欧ではアメリカと違い森林バイオマスの利用が大きく進展しているとの報告があった。既に、石油よりもコスト競争力が高く、この流れは更に加速するらしい。
ちなみにドイツの5年前は現在の日本と同じように 2万トン/年しかペレットの生産がなかったそうである。
果たして、これから日本では急激なペレットの需要が出てくるのか?
今日の講座の最後にプログラムに「ペレットによる地域集中冷暖房システム」と題して、安岡エコタウンの現状を安成工務店として報告させて頂いた。明日は現地研修が開催される。
2007年7月22日|カテゴリー「社長ブログ
私的年金形成セミナー
8月5日、ホテルクリオコート福岡(福岡市博多駅前)にて「失敗せずに不動産で自分年金をつくるセミナー」が開催される。
主催はハイアス・アンド・カンパニー。共催が弊社の関連会社のオークス建設安成工務店が開発した、戸建借家「ユニキューブ」を使って年金をつくろうというセミナーである。
講師は、不動産・保険・年金・建築などあらゆる分野に精通している、山本嘉人先生である。
オークス建設では現在福岡市西区にユニキューブを2棟建設中であり、志免町では8棟を計画中だ。いずれもこれから個別分譲をする予定。戸建借家を購入することで確実な自分年金を確保することができるわけである。
多くの方のご参加をお待ちしています。必ずやとっても良いセミナーだったと言って頂けると確信している。
2007年7月12日|カテゴリー「社長ブログ
博多祇園山笠
博多の夏の風物詩、博多祇園山笠が始まりました。今日12日は追い山馴らし。明日の集団山見せを経て、15日がクライマックスの追い山です。
台風4号がどうなるのか?これが今博多で一番の心配事です。
博多祇園山笠:博多の総鎮守・櫛田神社の祭礼。7月1日~15日。博多に夏を告げるまつり。国指定重要無形民俗文化財。日本三大祇園祭のひとつ。)
2007年7月10日|カテゴリー「社長ブログ
ローズコーディネイター養成講座 懇親パーティ
下関木の家づくり展示館で毎月1回開催される、ローズコーディネイト養成講座は今年で3期目。毎年各月12回の講座は40名の定員一杯の大人気。
今年も4月から始まって、今日で4回目。懇親を兼ねて夕方からパーティーを開きました。1期の生徒さんでその後もお手伝いをして頂いている方を含め約10名のスタッフが手作りの料理を1品持ち寄って楽しい時間が始まりました。
安成工務店下関支店の住宅部営業マン4名がバーベキューを焼く係り。あいにくの雨模様なので教室の中でワイワイがやがやの時間が過ぎていきます。
 私も生徒さんに混じって美味しい料理を頂きました。
下関木の家づくり展示館の周囲には約80株の薔薇の花が植えてあります。これは3年前の第1期で植えて、生徒さんたちがずっと手入れをしてこられた賜物です。
ローズコーディネイター養成講座 懇親パーティ
 今年の春はかなり咲き誇り始めた薔薇が目立ち、いろいろなところで評判を聞きました。
今年の秋も楽しみです。
生徒の皆さんは、薔薇を通じて新しいお友達も増え、イキイキとお話をされていました。
 会社の施設の中で地域の方々がワイワイと交流される様子を見て、地域に根ざす工務店としてとても嬉しくなります。これからも、どんどん自分たちの施設のように使ってくださいね。
2007年6月24日|カテゴリー「社長ブログ
エコ畑
安岡エコタウンに隣接した「エコ畑」がいよいよオープンした。
幅1.4m長さ5m程度の畝が約60畝。かなり広いエコ畑である。設備は、約6帖の農小屋1棟。仮設の水洗トイレ。脚洗い場、簡易流し、手洗い設備。農小屋の中には鋤、鍬などの道具が5組程度あり自由に利用することができる。
 安岡エコタウンに入居される方に加え、安成工務店のOBさんなど、趣旨を理解していただける方々のエコ畑である。
 利用のルールは、「無農薬で科学肥料を使用せず、有機栽培を行なうこと」。安岡エコタウンから出る食品残渣(生ゴミ)を土に還し、リサイクルすることで堆肥化し「元気野菜」をつくるのである
エコ畑
 安成工務店では、NPO「大地といのちの会」吉田会長(長崎市)の指導の元、一昨年から取り組んでいます。
 今日は、秋物野菜の植え付けには少し早いので、共同の畑にサツマイモを植え、参加者への畝の振り分けを行いました。
これから各自、交流を持ちながら、生ゴミリサイクルの元気野菜づくりを始めます。
 写真は、エコ畑の看板。と、テスト栽培した畝の前で説明する企画部竹藤くん。大きく育っているほうが生ゴミリサイクル畑。隣がバーク堆肥のみを投入した畑。なんと両方とも植えつけが同じ日です。信じられますか?
 家づくりと一緒で「食」も昔の方が正しかった・・。と確信します。
2007年6月22日|カテゴリー「社長ブログ
旭川家具産地展
北海道旭川市は有名な家具の町です。
お取引をさせていただいている、北の住まい設計社は隣町にあります。
OMの仲間のKJワークス(大阪市)の福井社長からお誘いを受け、総勢10名で旭川家具産地展に行って来ました。
やはり北海道らしく、フィンランドやドイツなどのデザイナーたちとの交流が深く、北欧家具のような雰囲気をもった家具をつくる多くの工房があり、とても勉強になりました。
 近いうちに、エコショップCOMやハウスドクター下関のエコリフォーム館で旭川家具をご紹介したいと思います。
旭山動物園の北極クマ
 家具展示場や工場視察の合間に、有名な旭山動物園に行って来ました。動物の見せ方や、心のこもったPOP(説明文)など人気の秘密を垣間見ました。平日なのに人がとっても多く、土日はどんなになるんだろう?と言う感じです。
 人口35万人。おもてなしの心に満ちた街でした。
 写真は旭川市役所近辺の旭川市内の風景。旭山動物園の北極クマでした。
2007年6月16日|カテゴリー「社長ブログ
日本セルロースファイバー断熱施工協会 総会
JCA(日本セルロースファイバー断熱施工協会)の第8回総会を開催した。
会場は東京大学キャンパス内「山上会館」。昨年、国際フォーラム(有楽町)で開催した後の懇親会で、次回は東大で・・・。との話で盛り上がり、協会顧問の坂本先生のご尽力で実現した。
 今回の参加は約100名。
 セルロースファイバー断熱材の日本における評価も一段と上がり、現在出荷量も前年比150%で伸びている。
環境の時代、断熱・調湿・遮音など副次的な性能を有す、自然素材系断熱材の潜在需要の大きさが説明され、これから協会本部として、力を入れていく基本戦略について確認し合う、良い総会となった。
日本セルロースファイバー断熱施工協会 総会
 メーカーからは材料の供給と言う一方通行的な断熱材商流の中、「施工が一番大切」のキーワードの元で設立された協会は断熱材業界の中でJCAをおいて他に無く、とても重要な協会だと思う。
断熱性能=材料性能×施工精度 である。施工が悪ければ断熱性能はゼロとなる。
JCAでは施工研修。施工技術者認定。更には携帯電話の写真メールで各邸の施工状況を1棟1棟管理するシステムを確立し、「壁体内20年無結露保証」を行なっている。
2007年6月13日|カテゴリー「社長ブログ
協力業者会「安栄会 総会」
恒例の協力業者会「安栄会」の総会が下関グランドホテルで開催された。
安栄会の設立は古く、昭和48年に溯る。当時、山口県立豊北高等学校の体育館を受注し施工した。オイルショックで資材が急騰し、物不足に悩まされ、多くの同業者では工事がストップした。
 そういった中で、安成工務店は協力業者さんたちの連携が素晴らしく、工事の遅れも値上げもすることなく、その事がきっかけで安成工務店は良い評判を頂いたと聞く。
協力業者会「安栄会 総会」
 当時、私は豊北高校の2年生。夏休みなどのバイトを通じ、職人さんたちの仕事の大変さとすごさにふれた。
 手でモノをつくる人たちやその職業が大切にされない世の中になって久しい。バーチャルでお金やモノが動く仕事が華々しい。
 モノづくりの仕事をする一人として、本来の評価が取り戻せる社会を作って行きたいものだとつくづく思う。
2007年6月12日|カテゴリー「社長ブログ
山口県UJIターンレクチャー
 山口県のUJIターン対策についてレクチャーを受けた。
主催は、(社)山口県建築工事業協会。講師は山口県地域振興部地域政策課の本多昭洋氏。
山口県は昨年150万の大台を割り、148万人の人口になった。今後30年間で30%更に減少すると言う人口推計がなされている。
 人口減少社会に於ける、「豊かな社会の創造」というテーマは極めて大きく、ベースに必要な要素は、ふるさとが豊かで美しく、人と人とのふれあいに満ちた暖かさであろうか?
 つくづく、誰も経験したことのない「人口減少社会」のスタートの時代を経営者として生きる貴重な経験をありがたいと思う。
時代に必要とされる、「新しい建設業」を作りたい。それは、総合的な企画・提案力に秀で、設計施工の技術力が高く、ユーザーによる確固たる信頼をいただける状態を持つ企業である。
2007年6月7日|カテゴリー「社長ブログ
203高地
乃木希典大将が日露戦争時の旅順攻略戦で戦った、203高地を訪ねた。ここで彼は多くの部下と共に息子 勝典と保典をも失った。
乃木大将は1849年、江戸長州上屋敷で生まれた。現在の六本木ヒルズの場所である。その後、下関市長府へ帰郷、報国隊へ入り奇兵隊へ合流し幕府軍と戦い、維新後 陸軍へ入り1871年陸軍少佐となる。歩兵第14連隊長として西南戦争を戦い、日清・日露戦争を戦った。
203高地
 旅順攻略後、ロシア側のステッセル将軍と行なった水師営の会見の場所には、当時の建物が再現してあり、保存されてあった。
 後に、学習院院長となり、1912年の明治天皇崩御の折に、妻静子と共に割腹し殉死した。
吉田松陰の本家 玉木家とは縁戚にあたる。
明治維新以降、たった26年で日清戦争を戦い、後10年後に日露戦争を戦うという大きな歴史のうねりの中に飲み込まれていった日本を見ると、正に激動の時代である。
 上の写真が203高地に乃木将軍が建てた顕彰碑(璽霊山)。写真下はステッセル将軍と会見した建物。
2007年6月5日|カテゴリー「社長ブログ
済南市
昨年の7月~12月まで姉妹提携先の山東省から山口県が受け入れた中国研修生「高さん」が住む済南市を訪問することとなった。目的は特になく?、折角の人脈を有効につなげるために選抜メンバー4名で出かけた。
 経路は福岡⇒大連が1時間半。大連⇒済南が1時間。初めて訪れた済南市は中国の他の町のようにどんよりとし、かすんだ大都市だった。
済南市
 人口500万人。山東省では東海岸の青島市が有名だが、済南が省庁所在地である。山東省の人口が日本とほぼ同じ、済南は言うなれば「東京」と言う説明を聞いて、納得。
高さんの先輩や友人たちに大歓迎され、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
 済南市でも住宅投資が盛んに行なわれており、それらの現場視察を数箇所させて頂いた。省エネの高層住宅もあり、世界の最先端を貪欲に吸収する中国を垣間見て、そのうち中国の時代がくるだろうことを確信した。
2007年6月1日|カテゴリー「社長ブログ
ヤマグチ・ベンチャー・フォーラム 第11回総会
ヤマグチ・ベンチャー・フォーラムの第11回総会が開催された。
今回の講演では、長野県小布施町の㈱枡一市村酒造場の取締役として活躍されている、セーラ・マリ・カミングスさんのお話を聞いた。
長野県小布施町は、15年位前に下関デザイン協会で視察に訪れた場所である。当時 建設省の街づくりプログラム「ホープ計画」を下関でも取り組んでおり、先進地視察として訪問した。
 特筆すべきは、長野市にある一人の建築家(宮本忠長氏)が一貫して設計業務に携わっていた(当時そう聞いた)。ことである。
街づくりに何が必要か?が解っている首長さんが、その街のデザインプロデュースを一人の建築家に委ねる・・・。この手法なら一貫した街づくりが出来る。若いメンバーと理想の街づくりについて議論を重ねていた事を思い出す。
 丁度、セーラさんが小布施の街づくりを主導する立場の会社に入社されたのがこのころだそうである。
やはり、街づくりのコンセプトが明確なまちには優秀な若者が集まるということだろう。会社でも同様だと思う。
 小布施は、新しい若い世代のリーダーたちの手によって、更に魅力的な街になっているようである。是非 近いうちに訪れたいものである。
2007年5月30日|カテゴリー「社長ブログ
全建連 総会
 社団法人 全国中小建築工事業団体連合会。略して「全建連」と言う。地場工務店の集合組織として、認知され、国交省の民間住宅向け施策はこの団体を通じて全国の工務店へ喚起されていると言える。
 初めて総会に出席をした。山口県建築工事業協会会長として新しく理事に選任された。
ざっと見渡したところ、各県の会長さんは60代~70代である。どのような工務店さんであろうか?あるいは各県の団体は、その県の工務店の代表と言えるだけの組織率を保っているのか?
 実働しない。あるいは実態とずれた会員で構成された団体が60年の高度成長の時代の仇花ならば、壊して再構築することはほぼ困難である。
 会場から、「俺たちはみんな年を取った。息子たちの世代で運営する協会へ変えるべきだ。」「ある程度の棟数を供給するビルダーと更に小規模の工務店と数パターンに分けて目的と手法を整理すべきだ。」との意見が出た。
戦後60年が経過し、高度成長経済が終焉し、人口減少社会に入り、本来なら時代の反省と共に、地域型住宅が見直されそれを担う地域の工務店力が必要とされる今、全国の工務店は疲弊しきっている。
 まさに新しい、対応力を持った工務店の出現が望まれている。我々はそうなりたい。
2007年5月28日|カテゴリー「社長ブログ
西村副知事
山口県建築工事業協会の総会が開催された。私が会長になって1年が経過したが、変わった事といえば、協会ホームページがやっとできた事と、残念ながら会員がさらに減少したことである。
 本来なら、地場の工務店の主な会社が一同に集まり、活発なユーザー向けの活動や自己研鑽を行い、業界全体の信頼獲得の努力を行なうべきであろう。これまで、新入会員の勧誘を行なってこなかったことや、会に集うことの重要性がPRされてこなかったために、加入率と言う面から見ると惨憺たる状況である。
 弱小とは言え、県内の住宅着工棟数の6割を占める地場工務店が、お互い切磋琢磨し、且つ協働することで、より信頼の置ける工務店像をつくりあげるという意味で、唯一の団体としての「山口県建築工事業協会」の意味は重要である。
理想と現実のギャップ。これをどう埋めていくか?大問題である。
 総会は、ご来賓として西村副知事にご出席頂くことが出来た。街づくりのボランティア活動をしていたときから10数年お付き合いをさせていただいている誼で、現実として衰退したこの工務店団体の姿や、それでも建設業関連人口が山口県人口の18%を占める現状や、地域の活性化と業界の再活性化へ挑戦しようとする我々の姿をご覧頂いた。
 1年後に少しでも進歩した。と言えるように。
(写真はご挨拶を頂いた 西村副知事。)
2007年5月24日|カテゴリー「社長ブログ
2年目のユニキューブ見学会
全国の建設会社さん向けの、ユニキューブ事業見学会が開催された。一昨年の6月から毎月3回~4回、多くて10社様、少なくて1社様。合計で220社以上の建設会社が、下関まで弊社が開発した「戸建てデザイナーズ借家 ユニキューブ」の事業化を検討するためにお見えになりました。
 2年目の今日は 4社9名。この2年間で152社の建設会社様がユニキューブ事業化を決断されました。今年は1000戸以上のユニキューブが生まれそうです。
 我々建設業のおかれている立場は、人口減少化社会に入った今、とても厳しいものがあります。その中で努力を重ね、新しいものにチャレンジし、次世代を担う「新しい建設業」として進化しようとする会社がいます。
 私たち安成工務店は、「新しい建設業」を目指します。