2012年4月の記事一覧

  • 2012.04.23

安成工務店の家づくり 安心のための7つの決断(その2 OMソーラーハウス)

201204181508559859.jpg 気がついてみたら、プレハブメーカーの後追いの家づくりをしていた昭和60年初頭。プレハブメーカーと比較して、デザインも価格も負けません。プランの自由度はもっと高いですよ・・・。と営業していた頃、地域の工務店としてどのような家づくりをすべきか思い悩む毎日だった。
  そんな時、目にとまった1通のダイレクトメール。~太陽の熱を建築の工夫で住まいに活かす・・・OMソーラーシステム~。予定が入っていたので品谷設計部長に代理参加してもらい、反応を聞くと「是非、社長も直接聞いてほしい・・。」との事。
そこで次の浜松で開催されたセミナーに参加することとした。
 人生を変える出会い・・。平成元年、OMソーラーシステムの開発者、東京芸術大学名誉教授 奥村昭雄先生との出会いはまさにそのような出会いであった。奥村先生は「建築のちょっとした工夫で自然エネルギーを活かす事が出来る。」「この技術はプレハブメーカーなどの大手の住宅メーカーではなく地域の工務店によって広げて欲しい。」「本来、住宅は地域のを知り尽くした工務店が地域の材料で建てるべきだ。」とおっしゃった。
これらの言葉は今でも、耳の奥に残って消えない。
 安成工務店の家づくりの方向性がこの時、定まった。OMソーラーに取組む過程で学んだ多くの事・・・。環境と共生する家づくり・・・。環境共生住宅のジャンルに踏み込んだこの時から、安成工務店の家づくりの背骨を「地域主義」が貫いた。
 今では、OMソーラーハウスの引渡し実績は1,000棟を超え、全国のOMソーラーの仲間の中で最も多い実績を有する会社となった。
 この責任を果たすため更なる努力を続けて行く覚悟である。 
  • 2012.04.18

JCA勉強会(inメルパルク京都)

2012041814210519888.jpg 関連会社のデコスは新聞紙をリサイクルした、セルロースファイバー断熱材=デコスドライ工法を開発し、全国に施工代理店網を持ち工務店へ向けた断熱材施工を行っている。
昨年の実績で3,300棟を供給しており、これは全国で昨年1年間に建てられた在来木造住宅32万戸の約1%にあたる。
断熱材は施工が命である。ほとんどの断熱材がいろいろグレードがあるが、同一グレードで比較すると性能的には大差ない。
施工方法で見ると、①専門施工業者が責任施工するタイプ。②工務店が各自大工さんやその他職人さんで施工するタイプ。の2つがある。
 デコスでは、施工が最も大切だと考えており、施工研修を経た専門の施工者が責任施工を行う体制を整えている。
その施工代理店を擁する組織が、日本セルロースファイバー断熱施工協会=JCAである。
JCAでは、ブローイングピックと称する施工競技会や今日のような勉強会を定期的に開催している。また、施工者の技術認定制度や施工写真の一元管理などを行っている。
午後1時半から夕方の5時まで勉強会は熱心に続いている。
  • 2012.04.13

安成の家づくり~安心のための7つの決断~(その1 設計施工)

 私が先代の急逝に伴い副社長から社長となったのは昭和63年6月。あと2カ月で25年となる。
無我夢中で会社経営を行ってきた。未だに改善しなければならないテーマも多いが、多くの部分でお客様によりよい住まいを提供し得る力もついてきた。また、全国レベルで比較して、最先端の家づくりを行っていると自負している。
 これまで、より良い住まいのために意思決定してきた7つの大きな項目がある。先日のブログで少しふれたが、今日はこのなかの一つに詳しく触れてみたい。
【意思決定 その1】 設計・施工体制の確立(社内に設計事務所を置き、自社設計&施工を行う)
 これは住宅のみならず、弊社の建築事業部にも共通な考え方である。昭和58年より設計施工体制を敷いた。すでに30年近い実績があり、現在では全社員の約25%が設計・インテリアコーディネイターなどの設計要員である。弊社は営業社員が少なく、設計の担当者が早い時期から、お客様と家づくりを進めるしくみをとっており、それが特徴とも言えるかもしれない。
設計チームが充実しているため、設計コンペなども得意としている。建築事業部では、医療建築や高齢者居住施設や保育園などでこれまで設計コンペで勝ち取り、設計施工を行った実績があり多くある。
 一番重きを置くところは「デザイン」、次に「コストパフォーマンス」である。私は、工務店の設計力がデザイン的にも経済設計面からも高ければ、設計施工が最も良い手法だと考えている。例えば、建て主が自ら設計士で自分の家を設計し建築も行ったとしたら、建て主の満足度は最高値になるはずである。奥さんの満足度はどうか?は別だが。
 安成工務店の営業・設計・コーディネイター、そして工事担当者と建て主であるお客様、この2者・5名が意見を戦わせて、よりより唯一の「邸宅」を紡ぎ出す。これが我々の仕事の仕方である。 
  • 2012.04.07

「ありさん」のこと

201204071616023777.jpg 今年3月に雇用契約を終え、68歳で退職された「ありさん」(有村政時さん)が退職の挨拶に見えた。安成工務店の住宅事業部に無くてはならない重要な仕事に長く従事して頂いていたこともあり、懐かしく思い出話をした。
 「ありさん」は昭和60年に安成工務店の木工部(当時大工さんが社員だった)に入社して大工として住宅の上棟から仕上げまでを担当してもらった。平成元年に先代が残した、新設のプレカット工場(と言っても全自動でなく大工の加工小屋が進化し仕口加工の機械をそろえた程度)の所長として、構造材加工の指揮をとり、江原、岡田の優秀な若手を育てた後に、平成12年に安成工務店住宅事業部設計係長に就任してもらった。仕事は構造設計である。
 日本の高校や大学の建築科は木造住宅教育に力を入れておらず、木造の構造木組みを理解している設計者は極めて少ないのが現状である。「ありさん」の大工としての経験やプレカットの構造加工の経験を活かし、安成工務店住宅事業部の設計案件の構造設計を統括してもらうことがねらいであった。
 それから、平成17年にプレカット工場を新築移転した際に設計センターを併設し、プレカットに一番近いところで実施設計を行う体制を敷いた。丁度定年を迎えた「ありさん」には定年後の再雇用制度で引き続き実務と若手の育成をお願いした。それから8年。もう、そろそろ・・・。との声を受けて今度こそ退職・・・。となった。
 ありさんのすごいところは、パソコンをマスターし少々の構造計算はエクセルでソフトを組み、自在に仕事をすること、と、穏やかな人から愛される人望である。
大工でも現場監督でも「職人」的な思考から、年齢と共に成長し管理や営業などの幅広い仕事にスキルアップすることが大切だとつくづく思う。会社が時代の要請に合うように成長するためには、社員が成長するしかないわけだ。
 これまで、安成工務店の家づくりで、社長として安心のための大きな意思決定を過去に7つほど行った。その中の二つは自社プレカット加工体制自社設計体制。その両方に「ありさん」は大きく関わり、実績を上げ、後継者を育ててくれた。
長いあいだご苦労さま。お疲れ様でした。豊かな老後を楽しんでください。
また、安成工務店をもっとお客様に愛され社会に必要とされる会社にしますので、これからも応援してください。 
  • 2012.04.06

福岡支店のこと

2012040614542919669.jpg 福岡支店を開設して今年で9年目になる。
最初は博多区千代の県庁近くの賃貸マンションを1室借りて、2名の営業マンを送り込み福岡事務所を開設した。地縁も血縁もない中、行ったことはひたすら不動産業者さんを回ることだった。「リバティハウス」と名付けた低層3F建ての鉄筋コンクリート造賃貸マンションの規格商品のピーアールを兼ねて、土地活用を検討していいるオーナーさんの紹介をお願いした。当時の2人には苦労をかけたと思っている。
 それから2年たった2003年、満を持して住宅部隊を送り込み、事務所も博多駅南1丁目のビルの1Fを賃貸して福岡支店をOPENした。
当時から賃貸ではなく自社ビルを持ちたいと考え、いろいろ探す中、筑紫通りときよみ通りがクロスする山王2丁目交差点沿いに鉄筋コンクリート5F建ての1・2Fが事務所、3・4Fが賃貸マンションの物件を見つけ、土地建物を購入し、平成18年10月16日に移転OPENした。
1Fが建築事業部、2Fが住宅事業部である。
その後、博多南区大楠にあった関連会社のオークス建設を移転し、安成工務店福岡支店ビルに同居することとした。

現在、この事務所には安成工務店福岡支店とオークス建設の2社が入り、3F・4Fは独身寮として12名の社員が入居している。
このビルの在籍者数は安成工務店29名、オークス建設20名の合計49名である。
博多西区下山門には関連会社のアスティ・ケアが運営する高専賃と介護事業所があり24名の社員がいる。福岡に在籍する合計73名の社員数は安成工務店グループ6社の総社員数の32%に当たる。売上で見るとグループ6社合計122億円の約40%となる。
人口減少社会に突入した今、まだまだ人口が増え続ける福岡エリアはとても魅力的である。少しずつ力を入れ、シェアを伸ばし、お客様と地域と社会と時代に必要とされる企業を目指したい。

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