能登半島地震の発生から、7月1日で半年が経ちました。
石川県内では全国木造建設事業協会(全木協)など多くの団体が協力し、5,700戸を超える仮設住宅の建設が進み、現在次々と完成しています。
安成工務店では、今年3月、全木協の要請を受け、輪島市町野仮設団地の一部(198戸)建築の指揮を執るため、工事監督1名(礒部隆昭)を派遣し、監督業務に従事しました。
当時、震災被害の復旧の遅れなどが全国的に報道され、建築機材・職人不足などが顕在化し、私たちにも何かできることがないか、考えさせられるなかで大変重要な仕事をお任せいただき、奮起したことを思い出します。
また、安成工務店は、山口県と「災害時応急木造仮設住宅建設及び修理の協定」を締結していますが、幸いにも、その後山口県で大きな災害は起こっておりません。
今回、能登半島地震応急仮設木造住宅建設に工事監督を従事させることにより、能登半島地震に被災した方々への協力ができたことだけでなく、地元での万が一の災害が起こったときに迅速に対応する即応能力と、工事事業者をまとめ、最後まで完遂するリーダーシップを身に着けることができたことは大きな資産となりました。
そして6月15日、町野仮設団地198戸を完成させ、引き渡しを終えた礒部が山口に戻りましたので、そこでの体験や現地の状況など、ご報告いたします。