2012年12月5日、㈱デコスは経済産業省及び関係省庁が推進する「カーボンフットプリント(CFP)を活用した
カーボン・オフセット製品」試行事業に採択されました。
このことにより、安成工務店が平成24年12月5日から、平成25年3月31日までに上棟する新築物件について
施工したデコスファイバーは、全てCO2排出量がゼロのものを使うことになります。
■カーボンフットプリント(CFP)って何?
「カーボンフットプリント(CFP)」とは、商品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフ
サイクル全体を通して、どれだけの温室効果ガスが排出されたかをCO2量に換算して「見える化」し、分かり
やすく表示する仕組みです。
2011年11月、デコスファイバーは、建築用断熱材として日本で初めてカーボンフットプリント(CFP)マーク
使用許諾認定を取得しました。
・『デコスファイバー(1袋15㎏あたり)』CFP算定結果

■どうしてCO2排出量が実質ゼロになるの?
これは、試行事業の間、「デコスファイバー」の算定CFP値と同量のクレジットによりカーボン・オフセットを
実施するからです。
カーボン・オフセットに使用するクレジットは、弊社が主に構造材を仕入れております㈱トライ・ウッド(大分県
日田市上津江町)による間伐推進プロジェクトから創出されるJ-VERクレジット(森林吸収系)を利用します。
簡単に言うと、「デコスファイバーの原料調達~廃棄で発生するCO2」を、「トライ・ウッドが間伐推進により削減
したCO2」を購入することにより、相殺するというものです。
・CFPによりCO2の数値を見える化して、カーボンオフセットにより相殺します。

■表示方法
試行期間中、クレジット購入量に応じた「デコスファイバー」にカーボン・オフセット製品マークを表示すること
で、建築用断熱材分野における省CO2排出の意識向上と、「実質排出ゼロ・カーボン断熱材」を活かした
木造建築により低炭素社会へさらなる貢献を目指します。

■試行事業採択を受けて
「原料調達から製造・流通・維持管理・廃棄までのCO2排出量実質ゼロ断熱材を使った家」。
そのキャッチに派手さはありませんが、他の断熱材にはできない新しい環境共生住宅の取組みとなりました。
今回の事業はH25.3月末までと限定的ではありますが、私たちは今後も新しい環境共生への提言を続けて
まいります。