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【Pless release】当社初のSE構法による木造大規模建築

新聞紙から生まれた断熱材に包まれた、冬暖かく夏涼しい老人ホーム 宇部市に有料老人ホーム「シニアハウスセービング浜町」がOPEN

山口県を中心に環境共生住宅や、病院・事務所・賃貸マンションや工場などの設計施工、商業開発事業までを手掛ける株式会社安成工務店(本社:山口県下関市)による木造大型建築、有料老人ホーム「シニアハウスセービング浜町」が10月31日(火)に竣工いたしました。当社として初の採用となるSE構法により、耐震性・大規模空間を実現しました。更に、通常よりも厚みのある柱を利用し、壁内に新聞紙をリサイクルした断熱材「デコスファイバー」を施工、高齢者の健康に欠かせない「夏涼しく、冬暖かい」快適な温熱環境を提供することができました。11月13日(月)のオープンを前に、11月7日(火)・8日(水)・9日(木)に内覧会も開催予定です。
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                      シニアハウスセービング浜町外観

■当社初のSE構法による大規模木造建築、耐震性と開放感ある大空間、高い省エネ性を実現

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SE構法は、従来の木造建築技術と比較して、自由度の高い空間設計と高い耐震性能が特長です。強い構造躯体と厳密な構造計算により、大きな吹き抜けや柱のない大空間を実現することができます。木のぬくもりやその特性を活かしつつ、コンクリート造、鉄骨造にも負けない強度を持ちます。

 この度竣工した「シニアハウスセービング浜町」は、当社初のSE構法による木造大型建築であり、当社グループ会社である株式会社デコス(本社:山口県下関市、代表取締役:安成信次)の製造するデコスファイバーを使用し、高い断熱性能を実現しました。

木のぬくもりを活かした高い耐震性と、開放感あふれる大空間、更にデコスファイバーを採用したことで、高い省エネ性能をもつ、入居者にも環境にも配慮した施設を実現することができました。




大規模スパンによる開放感あふれる食堂                     

■デコスファイバー×SE構法は全国2例目、柱の厚みを活かし断熱性・吸音性がアップ

 本件は、新聞紙をリサイクルしたセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」を採用したSE構法の建築物としては、全国2例目となります。SE構法の特長である厚みのある柱(120㎜角と170㎜角)により、通常の柱の建物に比べ、大量の断熱材を壁内に施工できるため、断熱性能や吸音性能を確保しやすくなります。

また、SE構法ならではの開放的な大規模空間は、効率的に冷暖房するのが難しいという点もあります。今回、デコスファイバーにより断熱性能を高めたことで、暖冷房による消費エネルギー・ランニングコストを抑え、入居者である高齢者に「夏涼しく、冬暖かい」快適な温熱環境を提供することもできました。

SE構法+デコスファイバー」の組合せにより、戸建・建築物や使用用途も問わず、耐震性・長期断熱性などの高い付加価値を含めた新たな設計提案が可能となります。


            

■心安らぐインテリア、開放的な食堂では自由なレイアウトや配膳のしやすさも考慮

 設計にあたり、食堂、個室、廊下も含めて全面畳調タイル張りを採用するなど、和をテーマにしたインテリアで心安らぐ雰囲気になるよう配慮しました。SE構法により実現した大規模空間は、入居者が食事などを楽しむ食堂に活かされています。柱と柱の間を長くとれるので、利用者の状況などに応じたレイアウトの自由度が増し、食卓の間隔も広くとることで、配膳もスムーズになるなどスタッフの負担軽減にも繋がります。