九州大学箱崎キャンパスの閉鎖に伴い、九州木の家づくり協同組合の資金で建設した九州大学伊都キャンパス内の実験棟が完成したのは2018年の9月。これまでの実験棟が天然乾燥スギ材と新建材(樹脂建材)との比較の2室であったの加え、今度は天然乾燥スギ材と高温乾燥スギ材、そして新建材(樹脂建材)の3室仕様となりました。
また、これまでは林野庁の採択研究で補助金を頂いての研究だったのですが、5年を経過し補助金打ち切りとなってしまいました。
そこで、心ある多くの木の家を建てている工務店に声掛けし、実験費用や成果を共有すべく、新たに「協同組合 木の家の健康を研究する会」(https://www.kitokenko.com)を昨年11月に設立した。工務店の正会員20社、木材業者3社の合計23社が会員である。
昨年はHPに加え、研究報告誌「健康に良い 自然素材の木の家」を発刊した。
木の家といっても、内装のみが自然素材の木の家、構造材や断熱材まで自然素材にこだわるケース。稀だが一切接着剤を使った合板を使わないケース。といろいろ各社のこだわり仕様があります。でも我々のように自然素材の家づくり標榜する会社は恐らく木造住宅20万戸/年の供給量の内3~5%で他はバリバリ新建材(樹脂建材)住宅なのです。
※細かいデータがないので推測ですが・・・。