現在では、多くの会社が「省エネ住宅」を謳い、住宅性能を高めてきている。
しかし、性能だけを追い求める余り、窓を小さくしコストを抑えたり、ウレタンなどの石油系断熱材を使った魔法瓶のような省エネ住宅となっているようだ。
安成工務店の家では、温熱性能はG2レベルを標準としているが、「呼吸する木の家」であることを大切にしているため、断熱材では木の繊維の性質をそのまま持った、新聞紙をリサイクルしてつくるデコスファイバー(デコスドライ工法)を採用している。
これにより、高断熱でありながら壁に呼吸させる快適な空気感をもった室内環境を創り出せるだけでなく、吸音効果もあるためとても静かな家が出来る。
さて今回、分譲モデルとして発表した安成工務店のスマートハウスのプロトタイプとも言うべき住宅は、エネ+(たす)と名付けた。
Ua値(外皮平均熱還流率)0.4W/㎡K、C値(相当隙間面積)は0.5㎠/㎡とG2以上の性能となっている。
また冬の南の日差しを取り込む大きな窓や、そして夏の日差しを遮るために通常よりも3割くらい長い1,200mの庇を設けている。
更に夏の日射遮蔽を考えてブラインド雨戸を整備、風は通すが日射を遮る仕掛けを搭載。高性能躯体と8.5KWの太陽光発電でエネルギーをほぼ自給する家となっている。
安岡ヒルズでは、6社のハウスメーカーが一斉に分譲モデルをOPENさせたが、私たちのモデルはかなり早い段階でご契約いただくことができた。有難い限りである。
令和5年5月10日
株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次