今日は、父(創業者)の祥月命日である。
もう33年も年月を重ねてきたと言うことは、私が社長となって今月で満33年ということだ。
32歳の若造も、65才となった。
気持ちは3、40代となんら変わっていないけど、見た目はそれなりの風貌になり髪はしっかりグレーである。
父は、農家の次男で大工の職を得、22歳で独立を果たした。
その折、隣家の一人暮らしのおばあちゃんの面倒を見ると決め、養子に入ったという。
その際、一番最初に行ったことが、安成家の複数の先祖の墓を集め、新しく共同墓地に墓を建てたことだそうだ。
新しい母と共に、次の人生を歩む決意と、安成家の先祖への感謝の想いを、新たに墓に刻んだわけだ。
33年前に父が58歳で急逝した際、父に倣い、家のすぐそばに、共同墓地から移転して新しい墓を建てた。
いつでも見守れるようにという母の希望もあった。
安成工務店は、豊北町から下関市に事業のフィールドを広げ、更には博多へと少しずつ主軸が移ろうとしている。
父の墓に参り、つくづく、88歳の母が実家で元気でいてくれることに、心から感謝した。
令和3年6月12日
株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次