母ヒサコが11月6日で満90歳を迎えた。
父が昭和63年に亡くなり35年間、父の残した豊北町北宇賀の実家で小さな畑をつくりながら過ごしている。
だいぶ足腰が弱ったけど元気でいてくれることに感謝している。
30年前に私が下関に住まいをつくった際に母の部屋をつくり仏間に仏壇を移設した。
母が仏壇と共に下関に来て同居、という魂胆だったが、結局、病院に行くときに下関に来て1・2日間泊まり、いそいそと豊北町へ帰っていく。
近所の友達と趣味の畑が気になってならないようだ。
下関に来て風邪ひいて滞在が長引いた時など、近所のおじいちゃんやおばあちゃんが帰ってこないことを心配して電話をかけてくれたりする。
そんな近所の友達も一人、また一人と先立っていかれ、もう、ほとんど残っていない。