蛍遊苑の多目的ホールを会場に、平成26年度木造公共建築物の整備に係る設計段階からの技術支援第2回ワークショップが開催された。林野庁では低層建築物の木造化の法律が3年前に施行された。つまり地球温暖化などのCO2の削減要請から木造建築物をもっとたくさん作ろうというわけである。
最初に、私がプロポーザルコンペにより蛍遊苑の計画の経緯から受注・完成の様子について報告し、次に、東京の㈱KUS一級建築士事務所 代表取締役 内海彩さんから都市における3、4階建ての木造の集合住宅の事例について報告がなされた。耐火建築物でも十分クリアーできる設計についての事例や今後の基準の緩和措置などの情報提供がなされた。
私の主張は、工務店が年間の需要を告知し、それに見合う生産体制及び製品ストックの確保が望まれるというものです。設計もまず基本的に一般に流通している寸法の「一般材」で設計し、工務店もそれを使う。この単純なルールを基本とし、次に年間使用量を県内全体で把握する。それを供給側は手分けをし納品しストックするわけである。
木の建築物が今後増加するのは、社会の要請だと思うが、安成工務店が取り組んできた林産地連携の中に答えが隠されていると思う。
私たちは、これまでの努力を活かしながらよりより社会の仕組みづくりのために頑張っていこうと思います。