ヤマグチ・ベンチャー・フォーラムの第11回総会が開催された。
今回の講演では、長野県小布施町の㈱枡一市村酒造場の取締役として活躍されている、セーラ・マリ・カミングスさんのお話を聞いた。
長野県小布施町は、15年位前に下関デザイン協会で視察に訪れた場所である。当時 建設省の街づくりプログラム「ホープ計画」を下関でも取り組んでおり、先進地視察として訪問した。
特筆すべきは、長野市にある一人の建築家(宮本忠長氏)が一貫して設計業務に携わっていた(当時そう聞いた)。ことである。
街づくりに何が必要か?が解っている首長さんが、その街のデザインプロデュースを一人の建築家に委ねる・・・。この手法なら一貫した街づくりが出来る。若いメンバーと理想の街づくりについて議論を重ねていた事を思い出す。
丁度、セーラさんが小布施の街づくりを主導する立場の会社に入社されたのがこのころだそうである。
やはり、街づくりのコンセプトが明確なまちには優秀な若者が集まるということだろう。会社でも同様だと思う。
小布施は、新しい若い世代のリーダーたちの手によって、更に魅力的な街になっているようである。是非 近いうちに訪れたいものである。