安成の歩み

第二章 成長 ~青年の情熱~


昭和56年、二代目の現社長・安成信次が入社。会社はそれに先駆ける昭和43年に株式会社となり、木造住宅をはじめ、コンクリートを使った学校建築などの公共工事も幅広く手がけていました。

安成の歩み
社員の大半は、いわゆる多能工と呼ばれる職人たちで、現場のことは何でもこなす猛者ぞろい。しかし、信次の目はさらに先をみつめていました。
「これからの時代に対応していくために、我々は安成の伝統を守りつつも、大胆に変わっていかなくてはならない」。


その信念のもと、信次が音頭をとって始めたのが「経営改革会議」。

有志が集まり、会社のこれからについて言いたいことを言い合うというもので、20代から40代の男たちの熱気が毎週1度、夜中の事務所に充満しました。



<設計という部署がなく、見学会もしたことがない、やり方もわからないという状態。でも、「もっと成長したい」という気持ちがみんなの中にマグマみたいに渦巻いていた。それはそれは楽しかった>。当時をふりかえった信次の言葉です。