安成の歩み

最終章 ~社長・安成 信次の思い~

私の手元に一枚の社内報があります。 

黄ばんだ表紙のその社内報は、亡くなった先代が、今から50年前に社内外報として出したもの。
「やすらぎ」というタイトルがつけられています。 

時あたかも石油ショックの時代。先代は「あらゆるものが見直しの段階に入っているいま、一番大切なものはやすらぎではないでしょうか」と書いています。
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やすらぎ。
いま思えばこの目に見えない、形のないものを、建築を通してずっと追い続けてきたような気がしてなりません。 

先代から引き継いだ二つの会社が、現在では17社となりました、山口県では業界1位。
地域でもとても目立つ会社の一つに成長する事ができました。信次が入社した昭和56年の売上が12億円、昨年グループ売上げは230億円と約20倍に成長することが出来ました。

また、グループ17社の社員は約500名となりました。
ここまでたどり着けたのは、お客様や関係先、更には協力業者様のお陰です。心より感謝を申し上げます。 

創業75周年を迎える来年は「感謝と挑戦」というキャッチフレーズを掲げさせて頂きました。 
挑戦とは山口・福岡両県に「アーキテクト・コンストラクター(企画設計施工の建設会社)として燦然と輝き、オンリーワンの建設会社となる事です。新たな建設業の業態を作り、お客様と社員を幸せにします。技能や技術を持ち、額に汗して働く職人たちが嬉々として誇りをもって働き、そのような人たちが尊敬される。そんな社会の実現を目指してまいります。