社長ブログ

2012.03.11 311東日本大震災に思う

 あれから丁度1年。
被災された多くの人たちはどのような思いで今日まで気持ちを繋げてこられたのだろうか?家族や友達、家や財産、思い出の全てを失い、喪失感の中でどういうふうに気持ちを繋いで1年間を過ごされたのだろうか・・・・?
丁度1年前の3月11日、午後2時46分。東京、神田本石町にあるデコスの東京officeで東北とは比べ物にならないだろうけど大きな揺れに遭遇した。私は、その日の内に東京を脱出しようと、神田から東京駅、有楽町、そして浜松町へと帰宅難民の波に交じって歩き続けた。途中で見るTV画像などで東北の津波がとても大きく被害が甚大であることを知る。
なんとも言えぬ不安感。このさき日本がどうなるのか?という恐ろしさが全身を支配する。徐々に判明する被害の大きさ。結果、多くのまちが消滅し、1万5千9百人もの人々が亡くなってしまった。
震災後、1年間に私たちが出来た事。沈み込んではダメだ。西日本から元気にしよう。と結局は自分の仕事にまい進しただけか?義捐金を会社や社員、協力業者の皆さんに呼び掛けて集めた。チャリティーゴルフも2回行った。今年も6月に3回目のチャリティーゴルフを予定しているが…。
9月半ばに陸前高田市のJCメンバー有志4名が安成工務店のエコタウンの視察に見えた。被災後の全て流されたまちの写真を見せて頂き、「ここに会社があった。」「会社の社印の入った金庫がここまで流されていた。」などと話を聞くなかで、それ以上の話を聞くのが恐ろしく言葉が出なかった。
 
なんと自然は恐ろしいものか?なんと人の力は小さなものか?
福島第一原発事故のことも、その放射能の実態被害がどの程度なのか?解らず仕舞いだ。
 
一日も早く、被災された方々のもとに笑顔が訪れますように。それだけを祈りたい。