OMソーラー㈱が主催し、日経BP社(日経アーキテクチャア、日経ホームビルダー、日経エコロジー)が後援する パッシブ住宅・建築シンポジウム2011「循環型・低炭素型社会における木造住宅・建築の可能性」を聴講した。
省CO2社会の実現を目指し、環境省では環境ロードマップが策定されるなど、省CO2へ向けた多くの政策が動き出した。
太陽光発電などの創エネルギー機器を新築住宅に搭載して、「ハイ省エネ住宅出来上がり。」と言った、トッピング型の省CO2対策に向けて各社の新製品開発が続くなか、なかなか評価が定まらないパッシブ型の省CO2をもっと見直し、評価できる体制をつくっていこう。といった気運をベースに企画されたシンポジウムである。
東京大学の名誉教授 難波和彦先生を始め5名の先生のミニ報告に続き、東京大学 准教授 清家剛先生、日本大学 中村好文先生を中心に5めいの先生方でパネルデスカッション
が行われた。
最後に構造の専門家である東京大学 教授の稲山 正弘先生の話でセミナーを終えた。
後年、平成23年3月10日のこのセミナーからパッシブ建築の新しいステージが始まったと言われるかも知れない。