社長ブログ

2023年3月29日|カテゴリー「社長ブログ

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「〇〇工務店」と「〇〇建設」の違いをお客様はほとんど知らない。

例えば、「注文住宅」を新たに求めようとした場合、住宅展示場や、各社が行う見学会に出向き、その会社と出会うことになる。

そこから気に入った会社と打合せをし、自ら思う理想の暮らしを実現できる間取りや設備の打合せとなる。
楽しい時間が始まるが時間は1~3か月はかかる。

「分譲住宅」であればネット情報や分譲会社が入れたチラシなどの広告を見て、次に分譲住宅を見に行き、選択することになる。最初から土地(場所)も建物も完成したものを見て購入するわけで、納得性は高い。

それらを供給する会社は「〇〇工務店」や「〇〇建設」、更には「〇〇ホーム」、「〇〇ハウス」といった名称を持つがそれぞれに特徴だった意味合いはない。

ただ、工務店は大工出身が多く、建設は建築・土木などの出身のイメージがある。
ハウスやホームはプレハブメーカーか不動産出身のイメージを感じる。

名称とは別に、どのような建物を通常建てているか?
これを見るのが一番良い。
つまりきらびやかな総合展示場だけでなく、お引き渡しする前のお客様のお宅をお借りした見学会を3から5件回れば、おのずとその会社の方向性や、デザインの質、性能、価格などが分かる。これが最も良い住宅会社選びである。

安成工務店では、なるべく多くの見学会に参加して頂くことをお勧めしている。
中には家づくりを思い立ち、2年も3年もかけて、様々な見学会に足を運び、勉強したうえで弊社を選んでいただけるありがたいお客様も多い。
作り手にとっても、お客様は何を志向してどのような機能やデザインを希望しておられるかをお聞きする、とても貴重な時間となっている。

令和5年3月29日

株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次

2023年3月7日|カテゴリー「社長ブログ
住宅・建築SDGsフォーラム 第20回シンポジウムというイベントで、地域工務店の事例報告ということで、15分という短い時間だったが講演させて頂いた。

事例報告は全部で4件、最初が安成工務店で次がダイワハウス、そして野村不動産、最後に、日本政策投資銀行。
分不相応の役をいただいたと承知の上だが、工業化住宅よりも自然素材住宅の方が建設時のCO₂(エンボディカーボン)が低いことが分かってきている今だからこそ、「脱炭素の時代は地域工務店のつくる住宅が主役の時代」だというその想いを強調した。

弊社の試算では地域工務店がつくる自然素材住宅では建設時のCO₂が31.9tなのに対し新建材で作る家は36.4tと12%程度多くかかることが分かっている。

地域工務店は地域の材料を職人の手でつくるため、地域経済循環を活性化しながら家を作るわけだ。
この昔からの当たり前のことがSDGsの時代に再度クロースアップされている。
石油がもたらした産業構造が脱石油の時代にどのように変わるのか?
大量生産大量廃棄ではなく、地域の材料を大切に使い、建てた建物を長く使い、モノを大切に、人を大切に、助け合って暮らす社会を地方が先陣を切って作らなければならない。

令和5年3月7日
株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次
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2023年3月1日|カテゴリー「社長ブログ
中国経済産業局主催の「SDGs経営シンポジウム」が松江市で開催された。
地域企業の取組として45分間の時間を頂き事例報告をさせて頂いた。

弊社は35年前にOMソーラーハウスに取り組むことで環境共生住宅の道に入った。
そのおかげで断熱を勉強し、それまでの断熱を改善する必要性を確信し、新聞紙でリサイクルしたセルロースファイバー断熱材の使用を開始した。
その後、自社で工法認定を取得しデコスドライ工法を作り上げた。

環境共生が林産地連携の家づくりに導き、ベストパートナーである上津江村の㈱トライ・ウッドとの縁も運んでくれた。必然のようにすべてが目の前に現れた。
それらの環境活動が評価を受け、このようなシンポジウムにも呼ばれる。とてもありがたいことである。
神に導かれるがごとき数々の出来事。これほど幸せなことはない。

令和5年3月1日
株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次
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