これまでのお盆休みは、まず13日の海峡花火大会で幕を開けた。
私が所属していた財団法人下関21世紀協会が海峡花火大会を主催していた(1985年初回開催)関係で、現役会員時代は朝から準備をし、花火が終わり深夜までゴミを拾い後片付けをした。OB会員になってからも毎年見に行き、海峡花火がお盆に先祖を迎えるに欠かせない代名詞であった。
今年はコロナ禍の中、初めての中止。
福岡市在住の長女夫婦と孫3名、糸島市在住の三女夫婦と孫1名、下関市在住の次女夫婦と孫2名、合計12名が帰省し、年に数回の大騒ぎも今年は自粛。
この1年に生まれた9ヶ月と2か月の孫の成長はLINEやFaceTimeでは見ることが出来るものの、触れないもどかしさにつくづくコロナが恨めしくなる。
まだまだ存在し変異する未知のウイルス。しかし、このように世界中に広がり人々の往来を制限し、経済活動をストップさせる事態をだれが想像しただろうか?
日頃の生活や企業活動は、それでも粛々といつもと変りなく進んでいくが、諸外国への入出国禁止はまだまだ続く。空港には出かけていないが、国際便はほぼ欠航で閑古鳥が鳴くありさまらしい。世界中が往来自由になるのはいつの日だろうか?本当に2年はかかると考えたほうがよさそうである。
建設業は、一時的に住設機器の納期遅れがあったが、4月でほぼ解消しいつも通りの工事が進んでいる。住宅業界は3月から6月の展示場閉鎖や見学会自粛で、来場客が減少した結果の受注減が今年の秋から需要減として顕在化すると言われている。
世の中のほとんどがマイナスに動き出すと、来年以降の建設業界も厳しさを増し、まさに淘汰の時代へと入っていくだろう。
社長になって32年。常に思い続けたことは「社会が必要とする会社にしたい。そのような人になりたい。」である。まさに、これからがその答えが出るのかもしれない。