社長ブログ

2020年8月31日|カテゴリー「社長ブログ
 8月も終わりを迎え、ヒグラシの鳴き声や赤トンボが飛ぶようになって秋の気配を感じるこの頃です。

 2月から本格的に私たちの暮らしを変えた新型コロナウイルスは4・5月のピーク以降、納まったかに見えたものの、7月から再度増加、山口県でもこのところ第一波よりも多い増え方をしています。

 一方、このウィルスは6回変異したと言われながら、比較的軽症の患者さんが多いこともあり、我慢しきれなくなったのかお店を助けようとする気持ちからか、徐々に外食も戻りつつあります。
 まさに、コロナと同居した暮らしとはこのような状態なのかもしれません。

 会社でも依然、出張と大勢の会食は原則禁止。福岡エリアは一部在宅勤務併用の変則勤務体制です。
ZoomなどによるWeb会議はもはや日常となり、集まってミーティングする機会(モニター越し)は以前より断然増えて、仕事はとても効率的になっています。
 しかし、飲食や観光業者や観光バスやホテルや旅館など、これまでインバウンドなどで多くのお客様であふれた業界の凋落は目に余るものがあります。あまりにも気の毒です。なんらかの形で売り上げ協力をしたいものだと思いながら、多くの会合やイベントを自粛しなければならない現状になんとも言えない気持ちになります。
 来年早々にワクチンの接種が始まり、徐々に感染者数が下火になり、来年の今頃には以前と同じ生活が出来るのでしょうか?
 早く、ごく普通に人と会え、食事をし、お酒が飲める日常が戻ることを祈るばかりです。
2020年8月17日|カテゴリー「社長ブログ
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 7月4日の熊本県人吉の水害は多くの人がTVの映像にくぎ付けになったに違いない。
 川が町を飲み込んでみるみる水没するさまは、自然の恐ろしさを、水害の怖さを思い知るに充分であった。
 熊本県は4年前に大地震を経験していることもあり、仮設住宅に対する初動はとても早かった。KKN(熊本県工務店ネットワーク)の久原会長から電話があったのが水害後3日後の7/7。
「安成さん、木造の応急仮設をKKNが対応することになりそうだから、その時は前回同様デコススペックインしますので、よろしく。」
 任せてください。と返事をし、その後15戸の建設が決まったとの連絡を受けた。地縄検査が7/11、コンクリート基礎着工が7/13、上棟が7/25、完成は8/18、引き渡しは8/21の予定である。8月末には先行5団地139戸を引き渡す迅速さ。久原さんのリーダーシップに舌を巻いた。
 その後、次から次へと木造応急仮設の建設場所が確定し、今日8/17現在で15団地、517戸の木造応急仮設の建設が進んでいる。
 デコスも本部施工班はもとより間接社員も休日返上で応援し、近在の施工代理店からもローテーションを組んで随時施工に加わっている。

 熊本県の速さはもとより、それらノウハウは素晴らしいものがある。
 熊本地震の応急仮設にデコスが採用された際に、熊本県庁の住宅局にあいさつに伺った時のことを思い出す。
 私が、住宅局長に「プレハブ住宅協会の応急仮設住宅が沢山ある中で、KKNの木造応急仮設住宅に断熱材としてデコスドライ工法が採用され、とてもありがたい。入居者の方にはこれまでにない冬暖かく、夏涼しい住環境を提供します。心配なのは、他の応急仮設と比較してスペックが高く、差が出ることを心配しています。」と話した時である。
 田邊住宅局長は「より良い温熱環境で応急仮設が出来ることは大歓迎です。椛島知事からは被災者に寄り添え、被災者ファーストだと言われています。より快適であればなおさらです。」と一言。
「プレハブの応急仮設に住む人から苦情が県庁にきませんか?」との私の問いに「それに対応するのが行政マンの私たちの仕事です。」と、穏やかな笑顔できっぱり。
 この言葉は生涯忘れられない。
 水害は不幸極まりないが、その中にあって暑いさなかデコスドライ工法施工に盆休みにも関わらず頑張ってくれている多くのデコス施工代理店やデコス社員に感謝したい。

2020年8月15日|カテゴリー「社長ブログ
 これまでのお盆休みは、まず13日の海峡花火大会で幕を開けた。
 私が所属していた財団法人下関21世紀協会が海峡花火大会を主催していた(1985年初回開催)関係で、現役会員時代は朝から準備をし、花火が終わり深夜までゴミを拾い後片付けをした。OB会員になってからも毎年見に行き、海峡花火がお盆に先祖を迎えるに欠かせない代名詞であった。
 今年はコロナ禍の中、初めての中止。

 福岡市在住の長女夫婦と孫3名、糸島市在住の三女夫婦と孫1名、下関市在住の次女夫婦と孫2名、合計12名が帰省し、年に数回の大騒ぎも今年は自粛。
 この1年に生まれた9ヶ月と2か月の孫の成長はLINEやFaceTimeでは見ることが出来るものの、触れないもどかしさにつくづくコロナが恨めしくなる。

 まだまだ存在し変異する未知のウイルス。しかし、このように世界中に広がり人々の往来を制限し、経済活動をストップさせる事態をだれが想像しただろうか?
 日頃の生活や企業活動は、それでも粛々といつもと変りなく進んでいくが、諸外国への入出国禁止はまだまだ続く。空港には出かけていないが、国際便はほぼ欠航で閑古鳥が鳴くありさまらしい。世界中が往来自由になるのはいつの日だろうか?本当に2年はかかると考えたほうがよさそうである。

 建設業は、一時的に住設機器の納期遅れがあったが、4月でほぼ解消しいつも通りの工事が進んでいる。住宅業界は3月から6月の展示場閉鎖や見学会自粛で、来場客が減少した結果の受注減が今年の秋から需要減として顕在化すると言われている。
 世の中のほとんどがマイナスに動き出すと、来年以降の建設業界も厳しさを増し、まさに淘汰の時代へと入っていくだろう。
 社長になって32年。常に思い続けたことは「社会が必要とする会社にしたい。そのような人になりたい。」である。まさに、これからがその答えが出るのかもしれない。