社長ブログ

街づくりの文化度

ヨーロッパ
ヨーロッパに来ていつも思うのは、街づくりの文化度の高さです。第2次世界大戦で破壊された街も、従来のとおりに復元する民族性の高さは素晴らしいものがあります。長い長い歴史を経て守り育まれた都市景観。美しいはずです。
日本でも、京都や倉敷などに古来の町並みが美しく残る様を見ることが出来ますが、大半の街はありふれたちんどん屋のような街となってしまいました。道行く人も、ヨーロッパではほとんど同じような色合いの服装です。個性を殺した色合いやデザインの中に本当の個性が息づくと言ったら言い過ぎでしょうか?髪の色や目の色がが違うからでしょうか?
日本はどうかというと、人とは違う色とデザインでないと個性的でないと思うのか?とてもカラフルです。そのくせ、中身は個性的でも魅力的でもない・・・。街の色、人の色、いろいろなものを考えさせてくれるのが海外ですね。
今、安成工務店が取り組んでいる「木の家」づくり。未来の家づくりは、省エネは機器で行い、合理的なプラスチックハウスのような住宅になるのかもしれないと言う不安が頭をよぎると同時に、「いやいや、人の住まいにおける健康や快適や安全の概念は時間が経過しても変わらず、今の家づくりがそのまままっすぐ未来に通じているんだ・・・。」と確信をするのです。
50年後には日本の街なみがもっと美しく整然としてほしい。安成工務店が今作っている家、一軒一軒の積み重ねで。