社長ブログ

安成の家づくり~安心のための7つの決断~(その6 住宅性能表示 設計・建設評価)

住宅性能表示
 国は平成9年、「住宅性能表示制度の整備」を第一の施策とした建設審議会の答申を受け、「住宅性能表示制度」と「瑕疵担保瀬金の強化」を二本柱として平成12年、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」がスタートした。
「住宅性能表示制度」が始まったわけである。これは、住宅を①構造の安定、②火災時の安全、③劣化の軽減、④維持管理の配慮、⑤温熱環境、⑥空気環境、⑦光・視環境、⑧音環境、⑨高齢者への配慮、⑩防犯対策、の10の表示項目ごとにそれぞれの仕様レベルに応じて1~3、1~5などの段階のどこのレベルで設計してあるか? また、建設したか?
を表示する制度である。これまでいろいろな会社がさも自社の家づくりはここが見どころなどと好き勝手に表示をしていたわけだが、始めて共通の評価基準が出来たわけである。
ところが、義務ではなく、推奨とせざるを得なかったために、多くの会社が「お客様はそこまで要求していない。」とか「クリアーするには評価機関に依頼しなくてはならないから費用がかかる。」とか「クリアーする事自体、仕様アップになるのでコスト増。」などと、未だに普及していないという状況にある。
 安成工務店は、このような評価基準で性能を問われるのは時間の問題。「ならば、やろう。」と平成18年に全棟実施を決めた。
全棟で設計評価と建設評価の両方について実施した方が、例外無く、社内の事務手続きも簡単になる。イレギュラーが良くない。と考えたわけだ。
他社に先駆けて評価することで、平成21年から「長期優良住宅認定制度」が始まったが、これは10項目の性能表示の内、4項目を基準化した制度であったため、即座に安成の家は全棟「優良住宅認定制度」に合致した家である。とアピールすることが出来た。
この制度の先取りは、先にやっておけば他社に先んじることが出来る。ということではなく、今、ご注文を頂いて建設するお客様の住まいを、少しでも未来仕様でお渡ししたい。
良いものは少しでも早く。と言う考えによるものです。
安心のための7つの決断、その6は住宅性能表示、全棟実施でした。