OMソーラー、地球の会と、長く一緒に家づくりの勉強を続けてきた㈱コアー建築工房(堺市)の吉瀬社長がM&Aを受入れ三和建設㈱(大阪市)のグループ入りをした。
今日は会長就任・社長就任の就任パーティーである。
吉瀬さんは他社で現場管理を習得し、自分が思い描く家を建てるために会社を創業した。
全国の工務店の中でも設計力や施工力に秀でており、私たちもベンチマークとして随分勉強させてもらった。我々が目指す美しく精緻な仕事の高級住宅の第一人者である。
社長のゆるぎない意思もさることながら、社員の姿勢や大工さんを始めとする協力業者の皆さんの誇りを掛けた仕事ぶりが目を引き、我々の目標である。
そしてなんと、相手先の三和建設さんは、弊社の建築事業部が、20数年来ベンチマークさせて頂いている旧知の会社であった。私より一回り以上若い森本社長はとても優秀な方で、「つくるひとをつくる。」の理念を掲げ人づくりから始め、全国的にも有数な人気企業である。
売上高120億円、経常利益率5%以上、そして無借金である。まさに弊社のベンチマークである。
びっくりもしたが、まさに最高のカップルだと直感した。
両者を良く知る縁で来賓挨拶をさせて頂いた。
三和建設さんは賃貸マンションや工場、特殊倉庫の設計施工という大きな特徴をお持ちだ。
当然、大型木造といった得意分野の幅を広げるためのM&Aと言うことは理解でき、その成果も確信している。
一般建築と住宅は文化が異なっていて、建築が固く住宅が柔らかい。
また建築は大型ゆえに利益が大きく住宅は手間がかかる。
建築は現場組織で人を教育できるが、住宅はOJTとなりがちである。
しかし、現在、木造施設建築は再認識されており、脱炭素の観点からも木造を制した建設会社の前途は明るい。
新しく社長に就任された谷社長は三和の文化をコアーで活かし、コアー建築工房を新しいステージに上げると確信する。
令和4年7月23日
株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次