社長ブログ

2022年7月29日|カテゴリー「社長ブログ
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OMソーラー、地球の会と、長く一緒に家づくりの勉強を続けてきた㈱コアー建築工房(堺市)の吉瀬社長がM&Aを受入れ三和建設㈱(大阪市)のグループ入りをした。
今日は会長就任・社長就任の就任パーティーである。

吉瀬さんは他社で現場管理を習得し、自分が思い描く家を建てるために会社を創業した。
全国の工務店の中でも設計力や施工力に秀でており、私たちもベンチマークとして随分勉強させてもらった。我々が目指す美しく精緻な仕事の高級住宅の第一人者である。
社長のゆるぎない意思もさることながら、社員の姿勢や大工さんを始めとする協力業者の皆さんの誇りを掛けた仕事ぶりが目を引き、我々の目標である。

そしてなんと、相手先の三和建設さんは、弊社の建築事業部が、20数年来ベンチマークさせて頂いている旧知の会社であった。私より一回り以上若い森本社長はとても優秀な方で、「つくるひとをつくる。」の理念を掲げ人づくりから始め、全国的にも有数な人気企業である。
売上高120億円、経常利益率5%以上、そして無借金である。まさに弊社のベンチマークである。
びっくりもしたが、まさに最高のカップルだと直感した。
両者を良く知る縁で来賓挨拶をさせて頂いた。

三和建設さんは賃貸マンションや工場、特殊倉庫の設計施工という大きな特徴をお持ちだ。
当然、大型木造といった得意分野の幅を広げるためのM&Aと言うことは理解でき、その成果も確信している。

一般建築と住宅は文化が異なっていて、建築が固く住宅が柔らかい。
また建築は大型ゆえに利益が大きく住宅は手間がかかる。
建築は現場組織で人を教育できるが、住宅はOJTとなりがちである。

しかし、現在、木造施設建築は再認識されており、脱炭素の観点からも木造を制した建設会社の前途は明るい。
新しく社長に就任された谷社長は三和の文化をコアーで活かし、コアー建築工房を新しいステージに上げると確信する。


令和4年7月23日

株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次
2022年7月19日|カテゴリー「社長ブログ
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デコス関東工場見学会でデコスファイバーの説明をした。改めてその性能と環境負荷の低さに、素晴らしい断熱材だと感じる。

デコスドライ工法が誕生して28年になる。
当時、OMソーラーを開始し、太陽熱を有効活用するパッシブソーラーの家を建て始めた。断熱欠損なく施工することが意外に難しい事を知り、完全に施工できる断熱材探しが始まった。ウレタン発泡工法、ポリスチレンボードの外張り工法、そしてセルロースファイバー断熱材の吹込み工法。この3つが完全に欠損なく断熱できる工法と分かった。

石油由来に違和感を感じ、木材由来の新聞紙より作られたセルロースファイバー断熱材に親和性を感じ取り採用。

当時、工業会を形成していたメーカーが3社。どこも湿式工法認定はもっていたものの乾式工法の認定が無い状態。自社乾式認定を取得しデコスドライ工法と命名。

以来、約30年。製造工場を下関と埼玉県飯能市の2か所を持ち、西と東に供給し全国で約3,000棟/年間、注文住宅の年間シェアで言うとわずか1.5%である。

そして、今、世の中は脱炭素の時代に入り、CO₂を出さない家づくりへと産業構造そのものが大きく軋みながら大変革を遂げようとしている。

デコスはCO₂の発生が極めて低く、断熱性能だけでなくち「調湿」「除湿」「静粛性」のある多機能断熱材だ。
デコスの時代来たる!私たちが想い続けた家づくりが注目を浴び始める。
もっと、もっと世に知らしめる方法はないものか?

令和4年7月19日

株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次
2022年7月13日|カテゴリー「社長ブログ
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年に1度、OMソーラー会員経営者が一同に集まり、最新情報を共有し、今後のあるべき環境共生住宅の姿を確認し、意識を高める「OM全国経営者会議」が名古屋で開催された。
最盛期には220社280エリアを誇った会員数も、今や半減。
ここ35年間の時間の長さと企業の栄枯盛衰というか、企業の「寿命」について考えさせられる。

何歳で経営者になるか?業態や規模でも違うだろうが、地域工務店の場合、息子が先代社長から後継ぎ指名を受け引き継ぐケースが多く、仮に35歳から45歳としよう。
最初の5年間は無我夢中。いくらか仕事に慣れ、意欲や思いが明確になり成長期に入って10年?15年?その頃には若い青年社長も60歳の声を聞き、自分の力量も勝手に決めつけ、冒険もしなくなるようだ。
私は33歳で社長になり、そこから5年無我夢中。自信も付き成功体験も少しずつ増えてきた。そこで、もう50歳。
でも会社は理想とはほど遠く、出来ていない事ばかり。行っては戻りを繰り返し、その内60歳。
だんだんやるべき仕事が見えてきて、「安成信次はこんなもんじゃない。」「もっと世の中の役に立つことが出来る。」と想いを定めて65歳。
最近では、髪の色もグレーから徐々に白が増えつつあるが、「心は成年!」と胸の中で反復しながら若いやる気を呼び戻す。

令和4年7月13日

株式会社 安成工務店
代表取締役 安成信次