社長ブログ

2015年1月29日|カテゴリー「社長ブログ
木造建築物の技術支援第2回WS
蛍遊苑の多目的ホールを会場に、平成26年度木造公共建築物の整備に係る設計段階からの技術支援第2回ワークショップが開催された。林野庁では低層建築物の木造化の法律が3年前に施行された。つまり地球温暖化などのCO2の削減要請から木造建築物をもっとたくさん作ろうというわけである。
最初に、私がプロポーザルコンペにより蛍遊苑の計画の経緯から受注・完成の様子について報告し、次に、東京の㈱KUS一級建築士事務所 代表取締役 内海彩さんから都市における3、4階建ての木造の集合住宅の事例について報告がなされた。耐火建築物でも十分クリアーできる設計についての事例や今後の基準の緩和措置などの情報提供がなされた。
 私の主張は、工務店が年間の需要を告知し、それに見合う生産体制及び製品ストックの確保が望まれるというものです。設計もまず基本的に一般に流通している寸法の「一般材」で設計し、工務店もそれを使う。この単純なルールを基本とし、次に年間使用量を県内全体で把握する。それを供給側は手分けをし納品しストックするわけである。
木の建築物が今後増加するのは、社会の要請だと思うが、安成工務店が取り組んできた林産地連携の中に答えが隠されていると思う。
私たちは、これまでの努力を活かしながらよりより社会の仕組みづくりのために頑張っていこうと思います。
2015年1月10日|カテゴリー「社長ブログ
安成工務店グループ事業計画発表会
今日は創業記念日です。64年目になりました。私が59歳になりますので、5歳の時に先代は会社を創業したのですね。
たしか4人で始めたと聞いたことがあります。
現在、安成工務店、オークス建設、デコス、ハウスドクター山口、エコビルド、アスティ・ケアの6社で247名の大所帯となりました。
今日は、グループ全社員集まって、恒例の事業計画発表会です。会場の片隅には来年の新卒社員10名が内定者として参加しています。毎年、立派な計画を発表し、期末には到達する部署、悔しい思いをする部署、悲喜こもごもですが、今年こそは目標到達する一年にしたいものです。
安成工務店は93億円、オークス建設34億円、デコス11億円、ハウスドクター山口7.7億円、エコビルド7.3億円、アスティ・ケア1.2億円 合計約154億円の事業計画です。各社とも目標クリアーすべく 今日がスタート で12月28日のゴールに向かって走り出しました。
さあ、今年1年 よろしくお願いします。
2015年1月5日|カテゴリー「社長ブログ
謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年の門松です。後ろは安倍晋三首相の衆議院選挙時のポスターです。
第三次安倍内閣スタートです。原油の値下がりと共に、今年は景気が良くなると言われています。楽しみですね?よい年になりそうです。頑張りましょう。
2014年11月28日|カテゴリー「社長ブログ
地球の会 分科会キックオフ大会in東京
NPO環境共棲住宅「地球の会」は地域の林産地と連携した木の家をつくる工務店の有志が全国から集まってできたNPOである。
1社で出来ない事を実現するために集まった会である。今年、新しく3つのテーマで分科会が立ち上がり、活動を深耕させることとなった。「大工・職人育成分科会」「アース&グリーン未来プロジェクト分科会」「地域コミュニティ分科会」の3つである。
それぞれ三渡社長、石橋社長、相羽社長といった40才代の若手の経営者がチームリーダーを務めることとなった。
若い次世代を担うメンバーがそれぞれ知恵を出し合い、木の家工務店の次の時代や社会における位置づけを探ることが目的である。頼もしい、キックオフ大会となった。
 基調講演は「デフレの正体」「里山資本主義」の著者である藻谷浩介さんにお願いした。藻谷さんは山口県出身で、10数年前から下関の商工会議所や他の所属協会などで行ってきた街づくりのアドバイザーとして個人的には面識があり薫陶を頂いてきた方である。
久しぶりにお会いしてご活躍ぶりやパワーアップぶりに接し、とてもありがたくお話をお聞きした。会員の聴講者の方々からは、とてもインパクトがあり、感激した。との言葉を頂いた。
さあ、地域工務店が次の時代にさらに必要とされる業態となるため頑張ろう。
2014年11月14日|カテゴリー「社長ブログ
第9回ウィルスタイルクラブ全国大会
今日はウィルスタイルクラブの全国大会が目黒雅叙園で開催されています。平成17年に戸建借家「unicube(ユニキューブ)」を開発し、ハイアス・アンド・カンパニーがそれに営業ノウハウを付加し、全国の工務店へ「新規事業・戸建借家」として供給を開始し始めました。
その後、エコパティオユニフォート・ウイズテラス・D-シングルなどバリエーションを増やし平成21年にブランド統合を行い「ウィルスタイル」としました。
これまでノウハウ導入を頂いた全国の建設会社数は302社。なんと多くの会社に導入頂いたものだ?と、感無量である。
しかし、ノウハウは導入されたにも関わらず、体制が整わないなどの理由で30%の会社はあまり建てられていないようである。実質、自社商品として有効活用されている会社は30%であろうか?今日は全国からその加盟企業様の中で「ウィルスタイルクラブ」に加盟されている熱心な会社の方々が一堂に会し、先進事例報告やさまざまな関連セミナーが行われている。熱心に聴講される会員さまの姿が印象的であった。
 安成工務店はそのノウハウの供給元。今日は、2020年にH25年改正断熱基準の義務化が始まるのに先駆けて、2020年基準クリアー仕様の発表を行った。戸建借家では全国初めての対応クリアーではないかと自負している。
ウイルスタイルクラブのメンバーに負けないように、安成工務店も頑張っていきたいと思います。
2014年10月19日|カテゴリー「社長ブログ
関門海峡
昨日から、執行役員研修で「国民宿舎 海峡ビューしものせき」に来ています。この施設は関門橋のベストビューポイントです。国民宿舎ということもあり、この眺めで7,500円/人で朝食付きはとてもお得で、昨夜は多くの家族連れの宿泊客や食事客でにぎわっていました。その中で執行役員6名は缶詰研修です。私は土曜日の夕食とそのあとの2次会的なんでも座談会からの参加でした。
朝日がまぶしい快晴の関門橋。今日は、6名の立てた各部署の5か年計画のプレゼンを受け、意見交換をします。
6名が膝を突き合わせて、それぞれの悩みを含んだ未来図を構築するさまは見ていてとても頼もしく、この1年の成果はとても大きくなる予感がしました。次回のまとめが楽しみです。
2014年10月5日|カテゴリー「社長ブログ
山口県住宅フェアーin下関
毎年、県央で開催されてきた「山口県住宅フェアー」が始めて下関市で10月3日・4日に開催された。これまでは山口県物産店との同時開催だったが、今年は単独開催。
当初は、所定の出展企業が集まらず気をもんだが、最終的には予定以上の企業が出店する住宅フェアーとなった。安成工務店グループは安成工務店ハウスドクター山口デコス、そしてエコビルドの4社がまとまって出店した。
土曜日は市内の幼稚園でも運動会が開催されたり、長府地区では長府工業団地の大規模な企業博が開催されるなど行事が多かったためか、総来場者数はやや少なめだったが、住宅取得に興味のある方々が多く来場されたように感じた。
業界を挙げて、このような行事にもっと取り組む必要性を感じた一日だった。
2014年9月25日|カテゴリー「社長ブログ
エコショップCOM(木夢)
エコショップCOM(木夢)は平成15年に下関・木の家づくり展示館を開設した際OPENした、生活小物や家具を扱うShopです。最初は暮らしを彩るオーガニックな生活雑貨を中心としていたのですが、徐々にお客様のご要望に従って、家具を多く取り扱うようになりました。
安成工務店の家は、床に無垢材を張り、壁を漆喰や珪藻土で仕上げるなど「自然素材住宅」となっています。そのようなオーガニックな空間に合うような家具が近在の家具屋さんにはなかなかなかったことも家具ショップにシフトした大きな理由です。
現在では九州・四国・飛騨・旭川などの家具産地にある家具工房の中から、デザインやコストにすぐれた工房を選び出し、工房お勧めの家具や、COM(木夢)オリジナルのお求め易いダイニングセットなどを取りそろえています。
どうぞ、お気軽に立ち寄ってください。
近々、Web上で家具をお求めいただけるよう、WebShopを開設します。どうぞ、お楽しみに。
2014年9月19日|カテゴリー「社長ブログ
オークス建設社員旅行ーマカオー
関連会社オークス建設(本社:福岡市)は安成工務店グループと一緒ではなく毎年単独で社員旅行をしています。これは約20名という丁度動きやすい社員数であることや、よりチームワークを大切にしようとする方針に基づくものです。
今年の旅行は2泊3日の「マカオ」。初めての訪問する社員がほとんどでとても楽しみに準備やリサーチをしていました。
午前の便で福岡空港から上海経由でマカオ入り。トランジットの待ち時間を入れて合計5時間ほど。少し遠いけどまずまずの距離ですね?おいしい広東料理を食べ、早速カジノへ・・・・。
翌日は、市内観光をゆっくりし、夜にポルトガル料理を食べ、ショーを見て、みんな大満足。そのあと急いでジェットホイルで香港へ行き、最後の夜を楽しみました。翌日は香港から上海経由で福岡空港へ無事帰着。少しあわただしい旅行でしたが、大いなる息抜き旅行になりました。
2014年9月1日|カテゴリー「社長ブログ
本社駐車場
毎月、月初の1日は安成工務店の会議日です。拠点責任者が一同に会す「第一会議」、それが終わると「住宅事業部営業会議」そして。「建築事業部営業会議」と午前中ぎっしりのスケジュールです。午後からは役員会議があり、その後隔月で㈱デコスの拠点責任者の第一会議です。
安成工務店の店長や部長が集まると、本社駐車場はプリウスだらけになります。ずっと継続している「エコアクション21」の一環で、社用車もほとんどハイブリッド車になってきました。化石燃料の削減に会社全体で取り組んでいます。
2014年8月20日|カテゴリー「社長ブログ
今年は冷夏
例年の梅雨明けが7月19日ごろ。昨年の梅雨明けは7月8日。そして今年の梅雨明けは7月21日でした。
まぶしい太陽。熱い夏がやってきた。と思ったとたんに台風12号。次に11号。
山口県にはほとんど被害はなかったものの全国に爪跡を残して温帯低気圧にパワーダウン。
お盆は梅雨のような雨模様が続くありさま。気温も30℃を下回る感じ。こんな夏はこれまでなかったような気がします。
農家の水稲や他の作物の出来具合はどうなのでしょうか?夏野菜高騰の記事が目につくようになりました。
お盆が終わり1週間経過するも、スッキリしない曇り空。
地域的には土砂崩れなど、豪雨による災害のニュースも聞かれます。下関市は低い傾斜地が多いため床上浸水などほとんど聞いたことがありませんが、被災した方々は大変なご苦労があるものと思います。
9月からは天候回復との記事が出ていました。爽やかな秋晴れの空を待ちたいと思います。
2014年8月17日|カテゴリー「社長ブログ
木の家づくり展示館
木の家づくり展示館の国道沿いの看板をリニューアルしました。
これまでの看板は、安岡エコタウン分譲開始!といったものだったが、やや色あせたこともあり、内容も変えてリニュアルした。
新しい看板は、木の家づくり展示館に併設している住宅展示場と家具ショップをアピールする内容となっています。
安成工務店が提案する、柱や梁が現しで見えるインテリアや珪藻土塗りの壁や無垢の床材などの自然素材型住宅にベストマッチする家具がなかなか一般の家具やさんには置いてありません。
無垢の椅子やテーブルをオイルだけで拭き上げた仕上げ(オイルフィニッシュ)の家具を中心に、全国の工房から集めました。
無垢のオイル仕上げの家具は何年使っても古くなりません。手入れも難しくはありません。
そのような家具を見つけに是非立ち寄ってください。
2014年8月5日|カテゴリー「社長ブログ
博多経友会
博多経友会という、経営者の実体験を聞き学ぶ会がある。経営者及び経営幹部を対象とした会員制の情報交流会として、毎月第一火曜日に、講演と会員相互の情報を交換し合う場だそうである。10年前に㈱福一不動産の古川社長が発起人となって始めた勉強会で、145回を重ねるようである。安成工務店からは福岡建築事業部の執行役員品谷豊充設計部長とASJリノベ事業部の宮崎克史執行役員がこれまで参加し勉強させて頂いた。
その会に招かれ、私自信が70分の講演をすることとなり、今日がその日である。あと6時間で始まる。
これまで、工務店の皆さんに事例報告したり、デコスとして断熱材の重要性を工務店の方々に説いたりと言う事は沢山してきたが、経営者や経営幹部の方を前に、自分の経営の話をすることはあまりなく、とても緊張している。
話せるとしたら、人口減少市場縮小を肌身で感じてきたこと、そのなかで縮小市場に打ち勝ちつつ事業展開をし規模拡大を図ったこと。環境共生思想の元、徐々に環境に特化した事業戦略を構築し、省エネ住宅やカーボンオフセットなどの分野で、地域工務店のトップランナーの一群でチャレンジを続けている事。そして、CSRを一歩進めて、CSV(creating shared value)の視点が現在の安成の経営の本質であること…。
現代社会は便利になった反面、悪化した事柄も多いように感じる。市場が求める…。ということではなく、より良いあるべき社会を目指して建物をつくり、街をつくることを事業にしなければと思う。たとえば欧米の美しい街のように看板を減らしたり、自動販売機を減らしたり…。はたしいて豊かな暮らしを日本人は取り戻せるのか…?
はたして、うまく伝えられるだろうか?
2014年8月4日|カテゴリー「社長ブログ
NPO法人環境共棲住宅「地球の会」
NPO法人環境共棲住宅「地球の会」はいまから10年前に新和建設(名古屋)の吉村社長を理事長に設立された、工務店を中心としたNPOである。目的は、工業化住宅やローコスト住宅が広く市場に広がる中、大工や左官の技術を活かす「木の家」の普及啓蒙である。
ここ10年間で、地産地消の流れがCO2削減の観点からより大きくなり、林産地と連携した「木の家」づくりの市場は拡大した。国交省では「地域ブランド化住宅補助金」が、林野庁では「木材エコポイント」が始まるなど、流れは加速している。
10年間に「林産地連携の木の家を当たり前の状態にしよう。」というスローガンを掲げたが、ある意味それにそうとう近づいたと言える。
私は、この度、7/23の総会において、吉村理事長の後任に専任された。
この10年で大工や左官の職人不足はより顕著になった。今後も木の家をつくり続けていくために職人養成の課題にチャレンジしていかなければならない。それと木の家が日本の気候風土に適した健康にも貢献する住宅のスタイルである事を証明するためにも、木の家の健康性について大学と共同研究を広げていきたい。そして、気品のあるデザインを持った木の家を通して、日本の文化を守り育てていく役目も地球の会にあると考えている。
地球の会のホームページをご覧いただき、活動にご理解とご意見を賜りたい。
2014年8月1日|カテゴリー「社長ブログ
「らしさBOOK」研修会
安成工務店の家づくりのA~Zが解る小冊子「らしさBOOK」とも言うべき、「環境共生住宅 安成工務店の家づくり」の発刊にあたり、住宅事業部の営業・設計・工事・コーデチィネート・展示場担当が全員集まり勉強会を開催した。
一貫した家づくりのスタイルと思想がどういう紆余曲折を経たか?どう言う経緯で成長したか?
また、OMソーラーやセルロースファイバー断熱材、林産地連携、「呼吸する木の家」を形作る基幹技術の取組みの経緯などを詳しく共有した。
安成工務店の家づくりの特徴は、セルロースファイバー断熱材で形成された高断熱躯体であり、上津江村との林産地連携による低温乾燥の素性のしれた構造材で構成された「調湿する高断熱躯体を持つ健康住宅」と言う事が出来ます。私たちが希求する美しい気品のあるデザインは、今後あるべき住まいの姿として、もっと広く多くの人に体感してもらいたい住まいである。
私が考える安成工務店の事業展開は、CSV(Creting Shared Value)という言葉に象徴される。CS=共有価値の創造とも訳されるが、企業の事業方向性と社会のあるべき姿を同一化することのほうが、CSR(企業の社会貢献)の一歩先を行く考え方と言われている。安成工務店がつくる健康な住まい、イニシャル・ランニングともCO2の低い住まいづくり、林産地が生き返る木の家づくり、これらは私たちが行っている家づくりであり、また本来あるべき日本のこれからの家づくりだと確信する。これらの同軸化を図る事業経営を行う事の方がはるかにストレスフリーである。
我々の経営のテーマの一つに「CSV」がある。